三角形ABCにおいて、$a = 2\sqrt{3}$、$b = 3 - \sqrt{3}$、$C = 120^\circ$が与えられている。残りの辺cの長さと角A、角Bの大きさを求めよ。

幾何学三角比余弦定理正弦定理三角形
2025/7/3

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、a=23a = 2\sqrt{3}b=33b = 3 - \sqrt{3}C=120C = 120^\circが与えられている。残りの辺cの長さと角A、角Bの大きさを求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 余弦定理を用いて辺cの長さを求める。余弦定理は、c2=a2+b22abcosCc^2 = a^2 + b^2 - 2ab\cos{C}である。
a=23a = 2\sqrt{3}b=33b = 3 - \sqrt{3}C=120C = 120^\circを代入すると、
c2=(23)2+(33)22(23)(33)cos120c^2 = (2\sqrt{3})^2 + (3-\sqrt{3})^2 - 2(2\sqrt{3})(3-\sqrt{3})\cos{120^\circ}
c2=12+(963+3)43(33)(12)c^2 = 12 + (9 - 6\sqrt{3} + 3) - 4\sqrt{3}(3-\sqrt{3})(-\frac{1}{2})
c2=12+1263+23(33)c^2 = 12 + 12 - 6\sqrt{3} + 2\sqrt{3}(3-\sqrt{3})
c2=2463+636c^2 = 24 - 6\sqrt{3} + 6\sqrt{3} - 6
c2=18c^2 = 18
c=18=32c = \sqrt{18} = 3\sqrt{2}
(2) 正弦定理を用いて角Aを求める。正弦定理は、asinA=csinC\frac{a}{\sin{A}} = \frac{c}{\sin{C}}である。
sinA=asinCc\sin{A} = \frac{a\sin{C}}{c}
sinA=23sin12032\sin{A} = \frac{2\sqrt{3}\sin{120^\circ}}{3\sqrt{2}}
sinA=23(32)32\sin{A} = \frac{2\sqrt{3}(\frac{\sqrt{3}}{2})}{3\sqrt{2}}
sinA=332=12=22\sin{A} = \frac{3}{3\sqrt{2}} = \frac{1}{\sqrt{2}} = \frac{\sqrt{2}}{2}
A=45A = 45^\circ
(3) 三角形の内角の和は180°であるから、角BはB=180AC=18045120=15B = 180^\circ - A - C = 180^\circ - 45^\circ - 120^\circ = 15^\circ

3. 最終的な答え

c=32c = 3\sqrt{2}
A=45A = 45^\circ
B=15B = 15^\circ

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