2直線 $2x + 4y + 1 = 0$ と $x - 3y - 7 = 0$ のなす鋭角$\alpha$を、法線ベクトルを利用して求める問題です。

幾何学ベクトル法線ベクトル内積角度直線のなす角
2025/7/3

1. 問題の内容

2直線 2x+4y+1=02x + 4y + 1 = 0x3y7=0x - 3y - 7 = 0 のなす鋭角α\alphaを、法線ベクトルを利用して求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、それぞれの直線の法線ベクトルを求めます。
直線 ax+by+c=0ax + by + c = 0 の法線ベクトルは n=(ab)\vec{n} = \begin{pmatrix} a \\ b \end{pmatrix} で与えられます。
したがって、直線 2x+4y+1=02x + 4y + 1 = 0 の法線ベクトルは n1=(24)\vec{n_1} = \begin{pmatrix} 2 \\ 4 \end{pmatrix} です。
同様に、直線 x3y7=0x - 3y - 7 = 0 の法線ベクトルは n2=(13)\vec{n_2} = \begin{pmatrix} 1 \\ -3 \end{pmatrix} です。
2つのベクトルのなす角θ\thetaは、内積を用いて求めることができます。
\cos\theta = \frac{\vec{n_1} \cdot \vec{n_2}}{|\vec{n_1}| |\vec{n_2}|}
ここで、
\vec{n_1} \cdot \vec{n_2} = (2)(1) + (4)(-3) = 2 - 12 = -10
|\vec{n_1}| = \sqrt{2^2 + 4^2} = \sqrt{4 + 16} = \sqrt{20} = 2\sqrt{5}
|\vec{n_2}| = \sqrt{1^2 + (-3)^2} = \sqrt{1 + 9} = \sqrt{10}
したがって、
\cos\theta = \frac{-10}{2\sqrt{5} \sqrt{10}} = \frac{-10}{2\sqrt{50}} = \frac{-10}{2 \cdot 5\sqrt{2}} = \frac{-10}{10\sqrt{2}} = -\frac{1}{\sqrt{2}}
cosθ=12\cos\theta = -\frac{1}{\sqrt{2}} より、θ=3π4\theta = \frac{3\pi}{4} (または 135135^\circ)です。
しかし、求めるのは鋭角α\alphaなので、
\alpha = \pi - \theta = \pi - \frac{3\pi}{4} = \frac{\pi}{4}
となります。

3. 最終的な答え

α=π4\alpha = \frac{\pi}{4}

「幾何学」の関連問題

$\triangle ABC$において、辺$BC$を$3:1$に内分する点を$D$、線分$AD$を$3:1$に内分する点を$E$とする。$\vec{AE}, \vec{BE}$を$\vec{AB}, ...

ベクトル内分点三角形
2025/7/3

図の角度 $x$ の大きさを求める問題です。二つの小問があります。

角度二等辺三角形外角の定理
2025/7/3

3点 $A(6, 7, -8)$, $B(5, 5, -6)$, $C(6, 4, -2)$ を頂点とする $\triangle ABC$ において、$\angle ABC$ の大きさを求める。

ベクトル内積空間ベクトル角度
2025/7/3

(1) 図において、OA = OB = OC であり、∠AOB = 80°のとき、∠x の大きさを求める。 (2) 図において、AE = AD であり、∠ABD = ∠CBD, ∠C = 60° のと...

角度三角形二等辺三角形円周角
2025/7/3

(1) 図において、OA = OB = OC であり、角AOC = 80°であるとき、角xの大きさを求めよ。 (2) 図において、AE = AD であり、角ABD = 角CBD であり、角ACB = ...

角度三角形二等辺三角形図形
2025/7/3

正八角形の3つの頂点を結んでできる三角形について、以下の個数を求めます。 (1) 正八角形と2辺を共有する三角形の個数 (2) 正八角形と辺を共有しない三角形の個数

正多角形組み合わせ三角形図形
2025/7/3

問題は大きく分けて2つあります。 (1) 2つの合同な四角形について、対応する頂点、辺、角の組をそれぞれ答える問題です。 (2) 平行四辺形、長方形、ひし形について、対角線を引いてできる三角形のうち、...

合同四角形平行四辺形長方形ひし形対応三角形
2025/7/3

問題は、2つの合同な四角形について、対応する頂点、辺、角の組をそれぞれ記述することと、与えられた四角形(長方形とひし形)を対角線で4つの三角形に分割し、合同な三角形に同じ印をつけることです。

合同四角形長方形ひし形対角線三角形
2025/7/3

立方体 ABCD-EFGH において、$\overrightarrow{EC} \cdot \overrightarrow{EG}$ を求めよ。ただし、立方体の1辺の長さは2である。

ベクトル空間ベクトル内積立方体
2025/7/3

図に示された直方体(のような図形)において、指定されたベクトル同士の内積を計算する問題です。ABFEとBCGFは正方形で、AEHDは長方形です。AE=2、BF=BC=1が分かっています。また、角ABF...

ベクトル内積空間ベクトル
2025/7/3