与えられた式をよく観察すると、立方和や立方差の公式が使える形にはなっていない。そこで、まずは式を整理して、因数定理が使えるかどうかを試す。
x3−2x2y−6xy2+27y3 x の関数とみなして y を定数とみなす。因数定理を使うために、式に x=ay を代入して 0 になる a を探す。 x=−3y を代入すると、 (−3y)3−2(−3y)2y−6(−3y)y2+27y3=−27y3−18y3+18y3+27y3=0 となる。
したがって、x+3y を因数にもつ。 x3−2x2y−6xy2+27y3 を x+3y で割る。 筆算を行うと、商は x2−5xy+9y2 となる。 よって、
x3−2x2y−6xy2+27y3=(x+3y)(x2−5xy+9y2)