xy平面上にある2つの円 $C_1: (x-1)^2 + (y-4)^2 = 4$ と $C_2: (x-3)^2 + (y-1)^2 = 9$ について、以下の問いに答えます。 (1) $C_1$ と $C_2$ が異なる2点で交わることを証明します。 (2) $C_1$ と $C_2$ の2交点を通る直線の方程式を求めます。 (3) $C_1$ と $C_2$ の2交点と $C_2$ の中心を通る円の方程式を求めます。

幾何学交点方程式
2025/7/3

1. 問題の内容

xy平面上にある2つの円 C1:(x1)2+(y4)2=4C_1: (x-1)^2 + (y-4)^2 = 4C2:(x3)2+(y1)2=9C_2: (x-3)^2 + (y-1)^2 = 9 について、以下の問いに答えます。
(1) C1C_1C2C_2 が異なる2点で交わることを証明します。
(2) C1C_1C2C_2 の2交点を通る直線の方程式を求めます。
(3) C1C_1C2C_2 の2交点と C2C_2 の中心を通る円の方程式を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 2つの円が異なる2点で交わる条件は、r1r2<d<r1+r2|r_1 - r_2| < d < r_1 + r_2 を満たすことです。ここで、r1r_1r2r_2 はそれぞれの円の半径、dd は中心間の距離を表します。
C1C_1 の中心は (1,4)(1, 4)、半径は r1=4=2r_1 = \sqrt{4} = 2 です。
C2C_2 の中心は (3,1)(3, 1)、半径は r2=9=3r_2 = \sqrt{9} = 3 です。
中心間の距離 dd は、
d=(31)2+(14)2=22+(3)2=4+9=13d = \sqrt{(3-1)^2 + (1-4)^2} = \sqrt{2^2 + (-3)^2} = \sqrt{4 + 9} = \sqrt{13}
r1r2=23=1|r_1 - r_2| = |2 - 3| = 1
r1+r2=2+3=5r_1 + r_2 = 2 + 3 = 5
したがって、1<13<51 < \sqrt{13} < 5 が成り立ちます。
なぜなら、1<13<251 < 13 < 25 だからです。したがって、C1C_1C2C_2 は異なる2点で交わります。
(2) 2つの円の交点を通る直線の方程式は、C1C2=0C_1 - C_2 = 0 で与えられます。
(x1)2+(y4)24[(x3)2+(y1)29]=0(x-1)^2 + (y-4)^2 - 4 - [(x-3)^2 + (y-1)^2 - 9] = 0
x22x+1+y28y+164(x26x+9+y22y+19)=0x^2 - 2x + 1 + y^2 - 8y + 16 - 4 - (x^2 - 6x + 9 + y^2 - 2y + 1 - 9) = 0
x22x+y28y+13(x26x+y22y+1)=0x^2 - 2x + y^2 - 8y + 13 - (x^2 - 6x + y^2 - 2y + 1) = 0
2x8y+13(6x2y+1)=0-2x - 8y + 13 - (-6x - 2y + 1) = 0
2x8y+13+6x+2y1=0-2x - 8y + 13 + 6x + 2y - 1 = 0
4x6y+12=04x - 6y + 12 = 0
2x3y+6=02x - 3y + 6 = 0
(3) C1C_1C2C_2 の2交点を通る円は、C1+k(C1C2)=0C_1 + k(C_1 - C_2) = 0 の形で表されます。ただし、中心が C2C_2 の中心 (3,1)(3, 1) を通るという条件があるので、これを代入して kk を決定します。また、(2)で求めた直線の方程式を利用することもできます。
求める円の方程式を
(x1)2+(y4)24+k(2x3y+6)=0(x-1)^2 + (y-4)^2 - 4 + k(2x - 3y + 6) = 0
とします。この円が (3,1)(3, 1) を通るので、
(31)2+(14)24+k(2(3)3(1)+6)=0(3-1)^2 + (1-4)^2 - 4 + k(2(3) - 3(1) + 6) = 0
4+94+k(63+6)=04 + 9 - 4 + k(6 - 3 + 6) = 0
9+9k=09 + 9k = 0
k=1k = -1
よって、求める円の方程式は、
(x1)2+(y4)24(2x3y+6)=0(x-1)^2 + (y-4)^2 - 4 - (2x - 3y + 6) = 0
x22x+1+y28y+1642x+3y6=0x^2 - 2x + 1 + y^2 - 8y + 16 - 4 - 2x + 3y - 6 = 0
x24x+y25y+7=0x^2 - 4x + y^2 - 5y + 7 = 0

3. 最終的な答え

(1) C1C_1C2C_2 は異なる2点で交わる。
(2) 2x3y+6=02x - 3y + 6 = 0
(3) x24x+y25y+7=0x^2 - 4x + y^2 - 5y + 7 = 0

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