問題8は、与えられた3点の座標を頂点とする三角形の形状を答える問題です。問題9は、与えられた3点A, B, Cから等距離にあるxy平面上の点の座標を求める問題です。

幾何学三角形座標距離直角三角形二等辺三角形空間ベクトル
2025/7/3

1. 問題の内容

問題8は、与えられた3点の座標を頂点とする三角形の形状を答える問題です。問題9は、与えられた3点A, B, Cから等距離にあるxy平面上の点の座標を求める問題です。

2. 解き方の手順

**問題8 (1)の解き方**
三角形の形状を調べるには、各辺の長さを計算し、それらの関係を調べます。
A(1,-1,3), B(3,-2,5), C(2,1,3)
ABの長さ:
AB=(31)2+(2(1))2+(53)2=22+(1)2+22=4+1+4=9=3AB = \sqrt{(3-1)^2 + (-2-(-1))^2 + (5-3)^2} = \sqrt{2^2 + (-1)^2 + 2^2} = \sqrt{4+1+4} = \sqrt{9} = 3
BCの長さ:
BC=(23)2+(1(2))2+(35)2=(1)2+32+(2)2=1+9+4=14BC = \sqrt{(2-3)^2 + (1-(-2))^2 + (3-5)^2} = \sqrt{(-1)^2 + 3^2 + (-2)^2} = \sqrt{1+9+4} = \sqrt{14}
CAの長さ:
CA=(12)2+(11)2+(33)2=(1)2+(2)2+02=1+4=5CA = \sqrt{(1-2)^2 + (-1-1)^2 + (3-3)^2} = \sqrt{(-1)^2 + (-2)^2 + 0^2} = \sqrt{1+4} = \sqrt{5}
AB2=9AB^2 = 9
BC2=14BC^2 = 14
CA2=5CA^2 = 5
AB2+CA2=9+5=14=BC2AB^2 + CA^2 = 9+5 = 14 = BC^2
ピタゴラスの定理を満たすので、直角三角形です。
辺ABとCAが直角をなす直角三角形です。
**問題8 (2)の解き方**
A(2,1,4), B(3,-1,-2), C(-1,3,-5)
ABの長さ:
AB=(32)2+(11)2+(24)2=12+(2)2+(6)2=1+4+36=41AB = \sqrt{(3-2)^2 + (-1-1)^2 + (-2-4)^2} = \sqrt{1^2 + (-2)^2 + (-6)^2} = \sqrt{1+4+36} = \sqrt{41}
BCの長さ:
BC=(13)2+(3(1))2+(5(2))2=(4)2+42+(3)2=16+16+9=41BC = \sqrt{(-1-3)^2 + (3-(-1))^2 + (-5-(-2))^2} = \sqrt{(-4)^2 + 4^2 + (-3)^2} = \sqrt{16+16+9} = \sqrt{41}
CAの長さ:
CA=(2(1))2+(13)2+(4(5))2=32+(2)2+92=9+4+81=94CA = \sqrt{(2-(-1))^2 + (1-3)^2 + (4-(-5))^2} = \sqrt{3^2 + (-2)^2 + 9^2} = \sqrt{9+4+81} = \sqrt{94}
AB=BCAB=BCであるため、二等辺三角形です。
**問題9の解き方**
求める点をP(x,y,0)とします。(xy平面上にあるのでz座標は0)
AP = BP = CPとなるx, yを求めます。
AP2=(x4)2+(y3)2+(0(3))2=(x4)2+(y3)2+9AP^2 = (x-4)^2 + (y-3)^2 + (0-(-3))^2 = (x-4)^2 + (y-3)^2 + 9
BP2=(x(2))2+(y(2))2+(03)2=(x+2)2+(y+2)2+9BP^2 = (x-(-2))^2 + (y-(-2))^2 + (0-3)^2 = (x+2)^2 + (y+2)^2 + 9
CP2=(x(2))2+(y(4))2+(0(1))2=(x+2)2+(y+4)2+1CP^2 = (x-(-2))^2 + (y-(-4))^2 + (0-(-1))^2 = (x+2)^2 + (y+4)^2 + 1
AP2=BP2AP^2 = BP^2より
(x4)2+(y3)2+9=(x+2)2+(y+2)2+9(x-4)^2 + (y-3)^2 + 9 = (x+2)^2 + (y+2)^2 + 9
x28x+16+y26y+9=x2+4x+4+y2+4y+4x^2 - 8x + 16 + y^2 - 6y + 9 = x^2 + 4x + 4 + y^2 + 4y + 4
8x6y+25=4x+4y+8-8x - 6y + 25 = 4x + 4y + 8
12x+10y=1712x + 10y = 17
BP2=CP2BP^2 = CP^2より
(x+2)2+(y+2)2+9=(x+2)2+(y+4)2+1(x+2)^2 + (y+2)^2 + 9 = (x+2)^2 + (y+4)^2 + 1
(y+2)2+9=(y+4)2+1(y+2)^2 + 9 = (y+4)^2 + 1
y2+4y+4+9=y2+8y+16+1y^2 + 4y + 4 + 9 = y^2 + 8y + 16 + 1
4y+13=8y+174y + 13 = 8y + 17
4y=4-4y = 4
y=1y = -1
12x+10(1)=1712x + 10(-1) = 17
12x10=1712x - 10 = 17
12x=2712x = 27
x=2712=94x = \frac{27}{12} = \frac{9}{4}

3. 最終的な答え

問題8 (1): ABとCAが直角をなす直角三角形
問題8 (2): 二等辺三角形
問題9: (94,1,0)(\frac{9}{4}, -1, 0)

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