4点 $A(2, 2, 0)$, $B(2, 0, -2)$, $C(0, 2, -2)$, $D(x, y, z)$が正四面体の頂点となるように、点Dの座標 $(x, y, z)$ を定める問題です。

幾何学空間ベクトル正四面体距離座標
2025/7/3
はい、承知いたしました。問題21を解きます。

1. 問題の内容

4点 A(2,2,0)A(2, 2, 0), B(2,0,2)B(2, 0, -2), C(0,2,2)C(0, 2, -2), D(x,y,z)D(x, y, z)が正四面体の頂点となるように、点Dの座標 (x,y,z)(x, y, z) を定める問題です。

2. 解き方の手順

正四面体である条件から、各辺の長さが等しいことを利用します。
まず、ABAB, BCBC, CACAの長さを求めます。
次に、AD=ABAD = AB, BD=ABBD = AB, CD=ABCD = ABとなるように、x,y,zx, y, zを決定します。
AB=(22)2+(20)2+(0(2))2=0+4+4=8=22AB = \sqrt{(2-2)^2 + (2-0)^2 + (0-(-2))^2} = \sqrt{0 + 4 + 4} = \sqrt{8} = 2\sqrt{2}
BC=(20)2+(02)2+(2(2))2=4+4+0=8=22BC = \sqrt{(2-0)^2 + (0-2)^2 + (-2-(-2))^2} = \sqrt{4 + 4 + 0} = \sqrt{8} = 2\sqrt{2}
CA=(02)2+(22)2+(20)2=4+0+4=8=22CA = \sqrt{(0-2)^2 + (2-2)^2 + (-2-0)^2} = \sqrt{4 + 0 + 4} = \sqrt{8} = 2\sqrt{2}
したがって、AB=BC=CA=22AB = BC = CA = 2\sqrt{2}であることがわかります。
次に、AD=BD=CD=22AD = BD = CD = 2\sqrt{2}となるように、D(x,y,z)D(x, y, z)を決定します。
AD2=(x2)2+(y2)2+(z0)2=8AD^2 = (x-2)^2 + (y-2)^2 + (z-0)^2 = 8
BD2=(x2)2+(y0)2+(z+2)2=8BD^2 = (x-2)^2 + (y-0)^2 + (z+2)^2 = 8
CD2=(x0)2+(y2)2+(z+2)2=8CD^2 = (x-0)^2 + (y-2)^2 + (z+2)^2 = 8
まず、AD2=BD2AD^2 = BD^2より、
(x2)2+(y2)2+z2=(x2)2+y2+(z+2)2(x-2)^2 + (y-2)^2 + z^2 = (x-2)^2 + y^2 + (z+2)^2
(y2)2+z2=y2+(z+2)2(y-2)^2 + z^2 = y^2 + (z+2)^2
y24y+4+z2=y2+z2+4z+4y^2 - 4y + 4 + z^2 = y^2 + z^2 + 4z + 4
4y=4z-4y = 4z
y=zy = -z
次に、BD2=CD2BD^2 = CD^2より、
(x2)2+y2+(z+2)2=x2+(y2)2+(z+2)2(x-2)^2 + y^2 + (z+2)^2 = x^2 + (y-2)^2 + (z+2)^2
(x2)2+y2=x2+(y2)2(x-2)^2 + y^2 = x^2 + (y-2)^2
x24x+4+y2=x2+y24y+4x^2 - 4x + 4 + y^2 = x^2 + y^2 - 4y + 4
4x=4y-4x = -4y
x=yx = y
したがって、x=y=zx = y = -z
AD2=(x2)2+(x2)2+(x)2=8AD^2 = (x-2)^2 + (x-2)^2 + (-x)^2 = 8
x24x+4+x24x+4+x2=8x^2 - 4x + 4 + x^2 - 4x + 4 + x^2 = 8
3x28x=03x^2 - 8x = 0
x(3x8)=0x(3x - 8) = 0
x=0x = 0のとき、A=CA = Cとなるため不適。
x=83x = \frac{8}{3}
x=y=83x = y = \frac{8}{3}, z=83z = -\frac{8}{3}
よって、D(83,83,83)D(\frac{8}{3}, \frac{8}{3}, -\frac{8}{3})

3. 最終的な答え

D(83,83,83)D(\frac{8}{3}, \frac{8}{3}, -\frac{8}{3})

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