円に内接する四角形ABCDがあり、点Cで直線TT'と接している。$\angle BAD = 100^\circ$、$\angle DCT' = 40^\circ$であるとき、$\angle BDC$を求める問題です。

幾何学四角形接弦定理円周角の定理角度
2025/7/3

1. 問題の内容

円に内接する四角形ABCDがあり、点Cで直線TT'と接している。BAD=100\angle BAD = 100^\circDCT=40\angle DCT' = 40^\circであるとき、BDC\angle BDCを求める問題です。

2. 解き方の手順

* 円に内接する四角形の対角の和は180°なので、BCD=180BAD=180100=80\angle BCD = 180^\circ - \angle BAD = 180^\circ - 100^\circ = 80^\circです。
* 接弦定理より、CBA=DCT=40\angle CBA = \angle DCT' = 40^\circです。
* 三角形の内角の和は180°なので、ABC=180BCDDCT=1808040=60\angle ABC = 180^\circ - \angle BCD - \angle DCT' = 180^\circ - 80^\circ - 40^\circ = 60^\circです。
したがって、CBD=180CBAABD=60 \angle CBD = 180^\circ - \angle CBA - \angle ABD = 60^\circ.
* CBD=CAD\angle CBD = \angle CAD.
* ACB=ABD\angle ACB = \angle ABD .
* BAC+BDC+BCA=180\angle BAC + \angle BDC + \angle BCA = 180^\circ
* 接弦定理から CBD=DCT=40\angle CBD = \angle DCT' = 40^{\circ}
* BAC=BDC\angle BAC = \angle BDC .
* 円周角の定理より、BAC=40\angle BAC = 40^\circ.
* したがって、BDC=CBDABD\angle BDC = \angle CBD - \angle ABD .
* CAD=BDC\angle CAD = \angle BDCなので、CAD=CBD=40\angle CAD = \angle CBD = 40^\circ.
* 円に内接する四角形の性質よりBCD+BAD=180\angle BCD + \angle BAD = 180^{\circ}なので, BCD=180100=80\angle BCD = 180^{\circ} - 100^{\circ} = 80^{\circ}
* BDC=BAC\angle BDC = \angle BAC (弧BCに対する円周角)
* 接弦定理より、BAC=BCT\angle BAC = \angle BCT'.BCT+BCD=180\angle BCT' + \angle BCD = 180^\circであるからBCD=180BCT\angle BCD = 180^\circ - \angle BCT'なので, BCD=18040=140\angle BCD = 180^\circ - 40^\circ = 140^\circ
BAC=BCT\angle BAC = \angle BCT'.
BCT\angle BCT'の対角は、四角形の外角なので、BCT=BAD=100\angle BCT' = \angle BAD = 100^{\circ}
* BDC=BAC=100\angle BDC = \angle BAC = 100^{\circ}.

3. 最終的な答え

BDC=40\angle BDC = 40^\circ

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