ある水槽を満たすのに、A管は10分、B管は15分かかる。満水になった水槽は栓を抜くと5分で空になる。A管とB管を使って水を入れながら、途中で栓を抜いたところ、そのときから10分で水槽は空になった。栓を抜いたのは、水を入れ始めてから何分後かを求める問題です。 与えられた方程式は、 $\frac{1}{10}x + \frac{1}{15}x = \frac{1}{5} \times 10$ です。

応用数学文章問題方程式割合水槽
2025/3/31

1. 問題の内容

ある水槽を満たすのに、A管は10分、B管は15分かかる。満水になった水槽は栓を抜くと5分で空になる。A管とB管を使って水を入れながら、途中で栓を抜いたところ、そのときから10分で水槽は空になった。栓を抜いたのは、水を入れ始めてから何分後かを求める問題です。
与えられた方程式は、
110x+115x=15×10\frac{1}{10}x + \frac{1}{15}x = \frac{1}{5} \times 10
です。

2. 解き方の手順

まず、方程式を整理します。右辺を計算すると、
15×10=2\frac{1}{5} \times 10 = 2
なので、方程式は
110x+115x=2\frac{1}{10}x + \frac{1}{15}x = 2
となります。
次に、左辺を通分します。10と15の最小公倍数は30なので、
330x+230x=2\frac{3}{30}x + \frac{2}{30}x = 2
530x=2\frac{5}{30}x = 2
16x=2\frac{1}{6}x = 2
両辺に6をかけると、
x=2×6x = 2 \times 6
x=12x = 12
となります。しかし、栓を抜いてから10分で空になったとあるので、栓を抜くまでは12分であり、栓を抜いた後10分で水槽が空になったという設定と矛盾します。
問題文の条件と方程式が一致しないため、問題文から正しい方程式を立てる必要があります。
栓を抜くまでxx分間、A管とB管から給水し、その後栓を抜いて10分で空になるという状況を考えます。A管とB管から給水される割合はそれぞれ110\frac{1}{10}115\frac{1}{15}であり、栓を抜くと15\frac{1}{5}の割合で水が減ります。よって方程式は
(110+115)x+(110+11515)×10=1(\frac{1}{10} + \frac{1}{15})x + (\frac{1}{10} + \frac{1}{15} - \frac{1}{5}) \times 10 = 1
となります。xx分間で溜まった水の量と、栓を抜いた後の10分間で溜まった水の量の合計が水槽の容量1になるという式です。
(330+230)x+(330+230630)×10=1(\frac{3}{30} + \frac{2}{30})x + (\frac{3}{30} + \frac{2}{30} - \frac{6}{30}) \times 10 = 1
530x+(130)×10=1\frac{5}{30}x + (\frac{-1}{30}) \times 10 = 1
16x13=1\frac{1}{6}x - \frac{1}{3} = 1
16x=43\frac{1}{6}x = \frac{4}{3}
x=43×6x = \frac{4}{3} \times 6
x=8x = 8
しかし、問題文から与えられた式をそのまま使うとすると
x10+x15=15×10\frac{x}{10}+\frac{x}{15}=\frac{1}{5} \times 10
3x30+2x30=2\frac{3x}{30}+\frac{2x}{30}=2
5x30=2\frac{5x}{30}=2
x6=2\frac{x}{6}=2
x=12x=12
考え方を変えて、水槽の容量を1として、A管は1分間に1/10、B管は1分間に1/15の水を入れ、栓を抜くと1分間に1/5の水が減るとします。x分後に栓を抜いたとすると、栓を抜くまではAとBで給水されるので、1分あたり1/10 + 1/15 = 5/30 = 1/6 ずつ水が増えます。栓を抜いてからは、1/6 - 1/5 = 5/30 - 6/30 = -1/30 ずつ水が減ります。栓を抜いてから10分で空になったので、(x/6) + (-1/30) * 10 = 0 となり、これを解くと
x/6 - 1/3 = 0
x/6 = 1/3
x=2
となります。

3. 最終的な答え

2

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