(1) m=4となるのは、4回とも赤玉を取り出す場合である。1回の試行で赤玉を取り出す確率は42=21であるから、m=4となる確率は、 (21)4=161 (2) mn=6となる場合を考える。mとnは自然数であるから、mn=6となるのは、(m,n)=(1,6),(2,3),(3,2),(6,1)の場合である。 ただし、取り出した玉の色の種類の数nは最大でも3であるから、(m,n)=(1,6),(6,1)はありえない。 また、赤玉を取り出す回数mは最大でも4であるから、(m,n)=(6,1)はありえない。 (i) (m,n)=(2,3)の場合 4回の試行で赤玉を2回取り出し、かつ3種類の色を出す確率を考える。3種類の色を出すためには、赤玉、白玉、青玉を少なくとも1回ずつ取り出す必要がある。
4回のうち赤玉を2回、白玉と青玉を1回ずつ取り出す必要がある。
4回のうち赤玉を2回、白玉を1回、青玉を1回取り出す確率は、
2!1!1!4!(21)2(41)1(41)1=12×41×41×41=6412=163 (ii) (m,n)=(3,2)の場合 4回の試行で赤玉を3回取り出し、かつ2種類の色を出す確率を考える。
残りの1回は白玉か青玉のどちらかを取り出す。
4回のうち赤玉を3回、白玉を1回取り出す確率は、
3!1!4!(21)3(41)1=4×81×41=324=81 4回のうち赤玉を3回、青玉を1回取り出す確率は、
3!1!4!(21)3(41)1=4×81×41=324=81 したがって、m=3,n=2となる確率は、81+81=82=41 したがって、mn=6となる確率は、163+41=163+164=167 (3) mの取りうる値は0, 1, 2, 3, 4である。nの取りうる値は1, 2, 3である。 mnの期待値を求めるためには、mnがとりうるそれぞれの値に対して確率を求め、それらを掛け合わせて足し合わせる必要がある。 m=0のとき、4回とも赤玉以外を取り出す場合である。その確率は(42)4=(21)4=161。このとき、nは1, 2, 3のいずれかになる。 n=1のとき、白玉のみまたは青玉のみなので、(41)4+(41)4=2(41)4=2562=1281 n=2のとき、白玉と青玉なので、2(41)(41)(41)(41) m=4のとき, n=1. 確率は 161. mn=4×1=4. 確率は161 mの期待値は、4×21=2 確率変数をXとすると、X=mn m=0のとき、n=1 or n=2, n=3 m=1のとき、n=1,n=2,n=3 m=2のとき、n=1,n=2,n=3 m=3のとき、n=1,n=2 期待値の計算は非常に複雑になるので省略