まず、点Pにおける接線の方程式を求める。次に、原点Oから接線へ下ろした垂線OHの足の座標を求める。さらに、OHを延長した直線と双曲線の交点Mの座標を求める。最後に、OH⋅OM の値を計算し、点Pの位置によらず一定の値になることを示す。 ステップ1: 点P(x1,y1)における接線の方程式を求める。 双曲線の方程式はx2−y2=4である。両辺をxで微分すると、2x−2ydxdy=0となる。したがって、dxdy=yxである。 点Pにおける接線の傾きはy1x1なので、接線の方程式は y−y1=y1x1(x−x1) y1(y−y1)=x1(x−x1) y1y−y12=x1x−x12 x1x−y1y=x12−y12 点Pは双曲線上の点なので、x12−y12=4である。したがって、接線の方程式は x1x−y1y=4 ステップ2: 原点Oから接線へ下ろした垂線OHの足の座標を求める。
直線OHは接線x1x−y1y=4に垂直であり、原点を通る。したがって、直線OHの方程式は y1x+x1y=0 または
y=−x1y1x この直線と接線の交点がHの座標(xH,yH)である。 x1xH−y1yH=4 y1xH+x1yH=0 2つ目の式から、yH=−x1y1xHを最初の式に代入すると、 x1xH−y1(−x1y1xH)=4 x1xH+x1y12xH=4 x1x12+y12xH=4 xH=x12+y124x1 yH=−x1y1xH=−x12+y124y1 したがって、H(x12+y124x1,−x12+y124y1) ステップ3: OHを延長した直線と双曲線の交点Mの座標を求める。
Mは直線OH上にあるので、M(kxH,kyH)と表せる。 Mは双曲線上の点なので、x2−y2=4を満たす。 (kxH)2−(kyH)2=4 k2(xH2−yH2)=4 xH2−yH2=(x12+y124x1)2−(−x12+y124y1)2=(x12+y12)216(x12−y12)=(x12+y12)216⋅4 したがって、k2(x12+y12)264=4 k2=644(x12+y12)2=16(x12+y12)2 k=4x12+y12 M(4x12+y12⋅x12+y124x1,4x12+y12⋅(−x12+y124y1))=(x1,−y1) ステップ4: OH⋅OM の値を計算する。 OH=(x12+y124x1)2+(−x12+y124y1)2=x12+y124x12+y12=x12+y124 OM=x12+(−y1)2=x12+y12 したがって、OH⋅OM=x12+y124⋅x12+y12=4