ある書籍を定価で売ると1冊につき100円の利益が出る。その書籍を定価の1割引で売った時の利益は、2割引で売った時の利益の3倍に等しい。この書籍の原価を求める。

代数学方程式利益割合一次方程式
2025/7/6

1. 問題の内容

ある書籍を定価で売ると1冊につき100円の利益が出る。その書籍を定価の1割引で売った時の利益は、2割引で売った時の利益の3倍に等しい。この書籍の原価を求める。

2. 解き方の手順

まず、原価を xx 円とします。定価は原価に100円の利益を足したものなので、定価は (x+100)(x+100) 円です。
定価の1割引で売った時の価格は、定価の90%なので、0.9(x+100)0.9(x+100) 円です。この時の利益は、売った価格から原価を引いたものなので、0.9(x+100)x0.9(x+100) - x 円となります。
同様に、定価の2割引で売った時の価格は、定価の80%なので、0.8(x+100)0.8(x+100) 円です。この時の利益は、0.8(x+100)x0.8(x+100) - x 円となります。
問題文より、「定価の1割引で売った利益は、2割引で売った利益の3倍に等しい」ので、以下の式が成り立ちます。
0.9(x+100)x=3[0.8(x+100)x]0.9(x+100) - x = 3[0.8(x+100) - x]
これを解きます。
まず、式を展開します。
0.9x+90x=3(0.8x+80x)0.9x + 90 - x = 3(0.8x + 80 - x)
0.9x+90x=2.4x+2403x0.9x + 90 - x = 2.4x + 240 - 3x
0.1x+90=0.6x+240-0.1x + 90 = -0.6x + 240
0.5x=1500.5x = 150
x=1500.5x = \frac{150}{0.5}
x=300x = 300
したがって、原価は300円です。

3. 最終的な答え

300円

「代数学」の関連問題

$a = \frac{4}{3\sqrt{2} - \sqrt{10}}$ とする。 (1) $a$ の分母を有理化し、簡単にせよ。 (2) $a + \frac{2}{a}$ の値を求めよ。また、$...

有理化式の計算平方根式の値
2025/7/13

## 問題の回答

多項式の割り算分数計算恒等式複素数二次方程式解の判別解と係数の関係剰余の定理因数定理
2025/7/13

$a = \frac{4}{3\sqrt{2} - \sqrt{10}}$ とする。 (1) $a$ の分母を有理化し、簡単にせよ。

有理化根号式の計算
2025/7/13

(1) $(x-3)^2$ を展開する。 (2) 等式 $(x+3)+(y-4)i=0$ を満たすような実数 $x, y$ の値を求める。ただし、$i$ は虚数単位。 (3) 2次方程式 $2x^2 ...

展開複素数二次方程式解と係数の関係
2025/7/13

$x = \frac{1}{\sqrt{5} - \sqrt{3}}$、$y = \frac{1}{\sqrt{5} + \sqrt{3}}$ とするとき、以下の値を求めます。 * $x+y$ *...

式の計算有理化対称式漸化式
2025/7/13

1本80円のバラと1本120円のユリを合わせて16本買ったところ、代金は1560円でした。バラとユリをそれぞれ何本買ったかを求める問題です。

連立方程式文章問題方程式代数
2025/7/13

(1) (i) $(2a+3b)^2$ の展開式における $a^2b$ の項の係数を求める問題。 (ii) $6x^2 - x - 12$ を因数分解する問題。 (2) 関数 $f(x) = x^2 ...

展開因数分解剰余の定理最大公約数最小公倍数分数式
2025/7/13

与えられた表に基づいて、$x$ の値を求めたり、条件を満たす $x$ の範囲を求めたりする問題です。表にはA, B, C組の男子と女子の受験人数と平均点が記載されています。 (1) A組の平均点を求め...

方程式不等式平均範囲連立方程式
2025/7/13

与えられた連立方程式を解く問題です。連立方程式は次の通りです。 $3x + 4y = -6$ $4x - 5y = 23$

連立方程式加減法線形代数
2025/7/13

次の2次不等式を解く問題です。 (1) $-x^2 + 7x - 10 > 0$ (2) $-x^2 + 5x \le 0$ (3) $-3x^2 - x + 3 \ge 0$ (4) $-2x^2 ...

二次不等式因数分解解の公式
2025/7/13