正の整数の列を、第$n$群に$2n-1$個の整数が入るように群に分ける。 (1) 第5群の最後の数を求める。 (2) 第6群のすべての数の和を求める。 (3) 90が第何群の何番目の数かを求める。

算数数列群数列整数の性質
2025/7/6

1. 問題の内容

正の整数の列を、第nn群に2n12n-1個の整数が入るように群に分ける。
(1) 第5群の最後の数を求める。
(2) 第6群のすべての数の和を求める。
(3) 90が第何群の何番目の数かを求める。

2. 解き方の手順

(1) 第nn群の項数は2n12n-1である。第nn群の最後の数は、第1群から第nn群までの項数の和に等しい。
第1群から第nn群までの項数の和は、
k=1n(2k1)=2k=1nkk=1n1=2n(n+1)2n=n(n+1)n=n2\sum_{k=1}^{n} (2k-1) = 2 \sum_{k=1}^{n} k - \sum_{k=1}^{n} 1 = 2 \cdot \frac{n(n+1)}{2} - n = n(n+1) - n = n^2
したがって、第nn群の最後の数はn2n^2である。
第5群の最後の数は、52=255^2 = 25である。
(2) 第6群の最初の数は、第5群の最後の数の次の数なので、52+1=265^2 + 1 = 26である。第6群の項数は261=112 \cdot 6 - 1 = 11である。
したがって、第6群は26, 27, ..., 36の11個の数からなる。
第6群のすべての数の和は、
k=2636k=k=136kk=125k=36(36+1)225(25+1)2=3637225262=18372513=666325=341\sum_{k=26}^{36} k = \sum_{k=1}^{36} k - \sum_{k=1}^{25} k = \frac{36(36+1)}{2} - \frac{25(25+1)}{2} = \frac{36 \cdot 37}{2} - \frac{25 \cdot 26}{2} = 18 \cdot 37 - 25 \cdot 13 = 666 - 325 = 341
または、等差数列の和の公式を使うと、
項数2(初項+末項)=112(26+36)=11262=1131=341\frac{\text{項数}}{2} (\text{初項} + \text{末項}) = \frac{11}{2} (26+36) = \frac{11}{2} \cdot 62 = 11 \cdot 31 = 341
(3) 90が第nn群にあるとすると、(n1)2<90n2 (n-1)^2 < 90 \le n^2 が成り立つ。
n2n^2の値を見ていくと、82=64<908^2 = 64 < 9092=81<909^2 = 81 < 90102=100>9010^2 = 100 > 90となるので、n=10n=10である。
したがって、90は第10群にある。
第9群の最後の数は92=819^2 = 81なので、第10群の最初の数は82である。
第10群のkk番目の数は、81+k81 + kとなるので、90は81+k=9081 + k = 90より、k=9k = 9番目である。

3. 最終的な答え

(1) 25
(2) 341
(3) 第10群の9番目

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