関数 $f(x,y) = -60\ln(x) - 21\ln(y) + 2xy + 6x - 3y$ の極値を求める問題です。 $f_x(x,y) = f_y(x,y) = 0$ となる $(x,y)$ を $(\alpha_1, \beta_1), (\alpha_2, \beta_2)$ とし、それぞれの点における $f_{xx}$ とヘッセ行列の行列式 $|H|$ の値を求め、極大・極小を判定します。
2025/7/8
1. 問題の内容
関数 の極値を求める問題です。
となる を とし、それぞれの点における とヘッセ行列の行列式 の値を求め、極大・極小を判定します。
2. 解き方の手順
まず、偏微分 と を計算します。
かつ を満たす を求めます。
より、
より、
したがって、
のとき、
のとき、
よって、,
次に、2階偏微分を計算します。
ヘッセ行列 は
のとき、
ヘッセ行列は不定符号なので、鞍点です。
のとき、
なので、極小値です。
3. 最終的な答え
ヘッセ行列は不定符号であるから鞍点となる。
ヘッセ行列は正定値であるから極小値となる。