与えられた無限等比級数 $1 - \frac{x-1}{3} + \frac{(x-1)^2}{9} - \frac{(x-1)^3}{27} + \cdots$ が収束するような実数 $x$ の値の範囲を求める問題です。

解析学無限等比級数収束公比不等式
2025/7/8

1. 問題の内容

与えられた無限等比級数 1x13+(x1)29(x1)327+1 - \frac{x-1}{3} + \frac{(x-1)^2}{9} - \frac{(x-1)^3}{27} + \cdots が収束するような実数 xx の値の範囲を求める問題です。

2. 解き方の手順

この無限級数は、初項が1、公比が x13-\frac{x-1}{3} の等比級数です。
無限等比級数が収束するための条件は、公比 rr1<r<1-1 < r < 1 を満たすことです。
したがって、
1<x13<1-1 < -\frac{x-1}{3} < 1
という不等式を解く必要があります。
まず、不等式の各辺に 1-1 をかけます。不等号の向きが変わることに注意してください。
1<x13<1-1 < \frac{x-1}{3} < 1
次に、不等式の各辺に 33 をかけます。
3<x1<3-3 < x-1 < 3
最後に、不等式の各辺に 11 を加えます。
3+1<x<3+1-3+1 < x < 3+1
2<x<4-2 < x < 4

3. 最終的な答え

したがって、無限等比級数が収束するような実数 xx の範囲は 2<x<4-2 < x < 4 です。

「解析学」の関連問題

定積分 $I = \int_{0}^{2} |x^2 - 1| dx$ を計算します。 ヒントとして、$|x^2 - 1|$ が $x$ の範囲によって $1-x^2$ または $x^2 - 1$ と...

定積分絶対値積分
2025/7/8

$a > 0$, $b > 0$ のとき、不等式 $a \log(1+a) + e^b > 1 + ab + b$ が成り立つことを示す。ただし、$e$ は自然対数の底である。

不等式対数関数指数関数Taylor展開平均値の定理
2025/7/8

問題は、以下の3つの定積分を計算することです。 (1) $\int_9^1 (\frac{27}{x^2} + 6\sqrt{x}) \, dx$ (2) $\int_1^0 (e^x - 12x^3...

定積分積分指数関数三角関数
2025/7/8

次の定積分を求めよ。 (1) $\int_1^{27} (\frac{\sqrt[3]{x}}{x^2} + 6\sqrt{x}) dx$ (2) $\int_0^1 (e^x - 12x^3) dx...

定積分積分絶対値指数関数対数関数
2025/7/8

3次方程式 $x^3 - 6x^2 + 9x = k$ の実数解の個数が、$k$ の値によってどのように変化するかを調べる問題です。

微分増減極値3次方程式グラフ
2025/7/8

定積分 $I = \int_0^{\frac{\pi}{2}} \frac{1}{2 + \cos x} dx$ を計算する問題です。$t = \tan \frac{x}{2}$ と置換し、$I = ...

定積分置換積分三角関数の積分
2025/7/8

不定積分 $I = \int \frac{1}{x \sqrt{\log(x^2)}} dx$ を計算し、$I = \Box \int \{\log(x^2)\}^{-\frac{1}{2}} \cd...

積分不定積分定積分置換積分
2025/7/8

定積分 $\int_{-1}^{1} (3x+2)(x-2) dx$ を計算します。

定積分積分多項式
2025/7/8

関数 $y = xe^{-x^2}$ を $x$ について微分する。

微分関数の微分積の微分合成関数の微分
2025/7/8

$f(x) = x^3 + 3ax^2 + 3bx + c$ について、以下の問題を解く。 (1) $a = -2$, $b = 3$, $c = -1$ のときの $f(x)$ の極大値と極小値を求...

三次関数極値微分接線増減
2025/7/8