行列 $A = \begin{pmatrix} 1 & 3 \\ -2 & -4 \end{pmatrix}$ に対して、以下の問いに答えます。 (1) 固有値と固有ベクトルを求めます。 (2) (1)で求めた固有値を $\lambda_1, \lambda_2$ とし、それぞれに対応する固有ベクトルを $x_1, x_2$ とします。固有ベクトルの成分が整数となるようにスカラー倍し、それらを並べた行列 $P$ と、その逆行列 $P^{-1}$ を求めます。 (3) $P^{-1}AP$ を計算し、得られた行列の成分が固有値となっていることを確認します。
2025/7/9
1. 問題の内容
行列 に対して、以下の問いに答えます。
(1) 固有値と固有ベクトルを求めます。
(2) (1)で求めた固有値を とし、それぞれに対応する固有ベクトルを とします。固有ベクトルの成分が整数となるようにスカラー倍し、それらを並べた行列 と、その逆行列 を求めます。
(3) を計算し、得られた行列の成分が固有値となっていることを確認します。
2. 解き方の手順
(1) 固有値と固有ベクトルを求める。
固有方程式 を解きます。
よって、固有値は です。
次に、固有ベクトルを求めます。
のとき、 を解きます。
より、。 とすると 。
したがって、固有ベクトル です。
のとき、 を解きます。
より、。 とすると 。
したがって、固有ベクトル です。
(2) 行列 および を求める。
です。
(3) を計算する。
の計算は間違っているようです。再度計算します。
3. 最終的な答え
(1) 固有値: ,
固有ベクトル: ,
(2) ,
(3)
は間違いでした。
正しい答えはです。
この行列は対角行列であり、対角成分は固有値 となっています。