* $x^2 - x = x - 1$ を整理すると、$x^2 - 2x + 1 = 0$ となり、$(x - 1)^2 = 0$ となる。したがって、$x = 1$ 。 * 元の命題は真である。
2025/7/10
## 問題の回答
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6. 問題の内容
は実数とする。命題「」の逆、対偶、裏を述べ、それらの真偽を調べよ。
### 解き方の手順
1. 元の命題: $x^2 - x = x - 1 \implies x = 1$
* を整理すると、 となり、 となる。したがって、 。
* 元の命題は真である。
2. 逆: $x = 1 \implies x^2 - x = x - 1$
* のとき、 であり、 である。したがって、 は成り立つ。
* 逆は真である。
3. 対偶: $x \neq 1 \implies x^2 - x \neq x - 1$
* 対偶は元の命題が真であるとき真であり、偽であるとき偽である。
* 元の命題は真であるため、対偶は真である。
4. 裏: $x^2 - x \neq x - 1 \implies x \neq 1$
* 裏は逆が真であるとき真であり、偽であるとき偽である。
* 逆は真であるため、裏は真である。
### 最終的な答え
* 元の命題: (真)
* 逆: (真)
* 対偶: (真)
* 裏: (真)
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7. 問題の内容
次の命題Pの否定を述べ、その真偽を調べよ。
(1) P:「すべての整数 について、 である。」
(2) P:「ある素数 について、 は偶数である。」
### 解き方の手順
(1)
* 命題P: 「すべての整数 について、 である。」
* 否定: 「ある整数 について、 である。」
* のとき、 であるため、 を満たす が存在する。
* したがって、否定は真である。元の命題は偽である。
(2)
* 命題P: 「ある素数 について、 は偶数である。」
* 否定: 「すべての素数 について、 は奇数である。」
* 素数は である。
* は素数であり、偶数である。したがって、命題Pは真である。
* したがって、否定は偽である。
### 最終的な答え
(1)
* 否定: ある整数 について、 である。 (真)
(2)
* 否定: すべての素数 について、 は奇数である。 (偽)
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8. 問題の内容
nを整数とするとき、 が3の倍数ならば、 は3の倍数であることを証明せよ。
### 解き方の手順
対偶を証明する。
対偶: が3の倍数でないならば、 は3の倍数でない。
が3の倍数でないとき、 は または (kは整数) で表される。
1. $n = 3k + 1$ のとき、
これは3の倍数ではない。
2. $n = 3k + 2$ のとき、
これも3の倍数ではない。
したがって、 が3の倍数でないならば、 は3の倍数でない。
対偶が真であるから、元の命題も真である。
### 最終的な答え
が3の倍数ならば、 は3の倍数である。 (証明終わり)