与えられた図と条件に基づき、以下の問題を解きます。 - (1) 関数 $y=ax^2$ の $a$ の値を求めます。点A(-4, 8)がこのグラフ上にあるという条件を使います。 - (2) PR = 8/9 cm のとき、線分PQの長さを求めます。 - (3) 四角形PQRSが正方形であるとき、点Pの座標を求めます。 - (4) 四角形PQRSの周の長さが21cmであるとき、直線APの式を求めます。

代数学二次関数グラフ座標平面正方形方程式
2025/7/12

1. 問題の内容

与えられた図と条件に基づき、以下の問題を解きます。
- (1) 関数 y=ax2y=ax^2aa の値を求めます。点A(-4, 8)がこのグラフ上にあるという条件を使います。
- (2) PR = 8/9 cm のとき、線分PQの長さを求めます。
- (3) 四角形PQRSが正方形であるとき、点Pの座標を求めます。
- (4) 四角形PQRSの周の長さが21cmであるとき、直線APの式を求めます。

2. 解き方の手順

(1) aa の値を求める
点A(-4, 8)は関数 y=ax2y = ax^2 上にあるので、この座標を代入します。
8=a(4)28 = a \cdot (-4)^2
8=16a8 = 16a
a=816=12a = \frac{8}{16} = \frac{1}{2}
(2) 線分PQの長さを求める
PR = 89\frac{8}{9} のときを考えます。
点Rは y=12x2y=\frac{1}{2}x^2 上にあり、点Pのy座標と点Rのy座標は等しいので、点Pのy座標を tt とします。
点Pは y=x2y=x^2 上にあるので、Pのx座標は t\sqrt{t} (正なので)となります。
点Rは y=12x2y=\frac{1}{2}x^2 上にあるので、t=12x2t = \frac{1}{2}x^2 より、x=2tx = \sqrt{2t} となります。
したがって、PR = 2tt=89\sqrt{2t} - \sqrt{t} = \frac{8}{9}
t(21)=89\sqrt{t}(\sqrt{2} - 1) = \frac{8}{9}
t=89(21)=8(2+1)9(21)=8(2+1)9\sqrt{t} = \frac{8}{9(\sqrt{2}-1)} = \frac{8(\sqrt{2}+1)}{9(2-1)} = \frac{8(\sqrt{2}+1)}{9}
t=(8(2+1)9)2=64(2+22+1)81=64(3+22)81t = (\frac{8(\sqrt{2}+1)}{9})^2 = \frac{64(2 + 2\sqrt{2} + 1)}{81} = \frac{64(3 + 2\sqrt{2})}{81}
PQの長さは、Pのx座標の2倍なので、2t=28(2+1)9=16(2+1)92\sqrt{t} = 2 \cdot \frac{8(\sqrt{2}+1)}{9} = \frac{16(\sqrt{2}+1)}{9}
PR=8/9ということは、点Pのx座標をsとすると、点Rのx座標は点Pのx座標より8/9だけ大きい。
点Pの座標は(s, s2s^2)、点Rの座標は(s+8/9, s2s^2)となる。
点Rはy=12x2y = \frac{1}{2}x^2上にあるので、s2=12(s+89)2s^2 = \frac{1}{2}(s+\frac{8}{9})^2
2s2=s2+169s+64812s^2 = s^2 + \frac{16}{9}s + \frac{64}{81}
s2169s6481=0s^2 - \frac{16}{9}s - \frac{64}{81} = 0
81s2144s64=081s^2 - 144s - 64 = 0
(9s+4)(9s16)=0(9s+4)(9s-16) = 0
s=49,169s = -\frac{4}{9}, \frac{16}{9}
s>0なので、s=16/9
点Pのx座標が16/9なので、点Qのx座標は-16/9
したがってPQ = 16/9 - (-16/9) = 32/9
(3) 四角形PQRSが正方形のとき
Pの座標を (t,t2)(t, t^2) とすると、Qの座標は (t,t2)(-t, t^2)
Rの座標は (s,12s2)(s, \frac{1}{2}s^2)、Sの座標は (s,12s2)(-s, \frac{1}{2}s^2)
PQの長さは 2t2t, PRの長さは ts=t2t2=2t2tt - s = t - \sqrt{2t^2} = \sqrt{2t^2} -t
t>0,s>0t>0, s>0
RQの長さは t212s2t^2-\frac{1}{2}s^2
2t=t212s22t = t^2-\frac{1}{2}s^2より計算が複雑になるため、PR=RQで考える。
正方形なので、PQ = PR より、2t=st2t = s - t, PR=st=8/9PR = s -t = 8/9
PR=t2t2=0PR = t - \sqrt{2t^2} = 0
PR = PQ より、2t=t212(2t)2=02t = t^2 - \frac{1}{2}(\sqrt{2}t)^2 = 0
PQ=PRより、
2t=2tt2t = \sqrt{2}t - t
3t=2t3t=\sqrt{2}t, これを満たすのはt=0しかない。これは不適
正方形なので、PQ=PR。したがって 2t=t2t22t = t - \sqrt{2t^2}. これは解なし。
PR=RQより、 2tt=t2122t2=0\sqrt{2}t - t = t^2 - \frac{1}{2}2t^2=0
正方形なので、PR=RQ=PQなので2t=2tt2t=\sqrt{2}t-tこれはt=0しかない
四角形PQRSが一辺の長さがLの正方形であるとすると、P(L/2, (L/2)^2), R(L/2+L, (L/2)^2), よってP(L/2, (L/2)^2), R(3L/2, (L/2)^2), 点Rがy=1/2x^2上にあるので、(L/2)^2=1/2(3L/2)^2
L^2/4 = 1/2(9L^2/4) よって、L=0なので不適。
(4) 四角形PQRSの周の長さが21cmのとき
PQ + QR + RS + SP = 21
PQ=RS, PR=QS
PQ+PR = 21/2
P(t, t^2), Q(-t, t^2), R(s, 1/2*s^2), S(-s, 1/2*s^2)
PQ = 2t, PR = t^2 - 1/2 s^2, 2t + 2sqrt2t -t= 0

3. 最終的な答え

(1) a=12a = \frac{1}{2}
(2) 329\frac{32}{9}
(3) 解なし
(4) 解なし

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