初項が -19 の等差数列 $\{a_n\}$ において、$a_3$ から $a_9$ までの和が -28 であるとき、公差を求めよ。

代数学等差数列数列の和公差
2025/7/11

1. 問題の内容

初項が -19 の等差数列 {an}\{a_n\} において、a3a_3 から a9a_9 までの和が -28 であるとき、公差を求めよ。

2. 解き方の手順

等差数列の和の公式を利用して公差を求める。
等差数列の一般項は an=a1+(n1)da_n = a_1 + (n-1)d で表される。ここで、a1a_1は初項、ddは公差、nnは項数である。
a3a_3からa9a_9までの和は、S=a3+a4+...+a9S = a_3 + a_4 + ... + a_9と表される。
この和は、a1a_1からa9a_9までの和から、a1a_1a2a_2を引いたものとも考えられる。
しかし、今回は直接a3a_3からa9a_9までの和を求める。
a3a_3からa9a_9までの項数は 93+1=79 - 3 + 1 = 7 である。
等差数列の和の公式は Sn=n2(a1+an)S_n = \frac{n}{2}(a_1 + a_n) である。
今回の場合は、a3a_3を初項、a9a_9を末項として考えることができる。
a3=a1+2d=19+2da_3 = a_1 + 2d = -19 + 2d
a9=a1+8d=19+8da_9 = a_1 + 8d = -19 + 8d
a3a_3からa9a_9までの和 SS は以下のように表される。
S=72(a3+a9)=72((19+2d)+(19+8d))=72(38+10d)=7(19+5d)=133+35dS = \frac{7}{2}(a_3 + a_9) = \frac{7}{2}((-19 + 2d) + (-19 + 8d)) = \frac{7}{2}(-38 + 10d) = 7(-19 + 5d) = -133 + 35d
問題文より、S=28S = -28 なので、
133+35d=28-133 + 35d = -28
35d=28+13335d = -28 + 133
35d=10535d = 105
d=10535=3d = \frac{105}{35} = 3

3. 最終的な答え

公差は 3

「代数学」の関連問題

方程式 $|x| + |x-3| = x+5$ を解く。

絶対値方程式場合分け
2025/7/12

与えられた2つの4次方程式を解く問題です。 (1) $x^4 + 3x^2 - 10 = 0$ (2) $x^4 - 1 = 0$

方程式4次方程式複素数因数分解
2025/7/12

$c$ を正の定数とし、不等式 $x^{\log_2 x} \geq cx^2$ ...① を考える。$t = \log_2 x$ とおき、底を2とする①の両辺の対数をとることで、問題を解いていく。

対数不等式二次関数真数条件
2025/7/12

$x^2(x + 1) - 9(x + 1) = 0$

三次方程式因数分解解の公式因数定理
2025/7/12

不等式 $2|x-3| < x$ を解きます。

不等式絶対値場合分け
2025/7/12

濃度5%の食塩水$x$ gと濃度15%の食塩水200 gを混ぜたとき、濃度が7%以上になるような、$x$のとりうる値の範囲を求める問題です。

不等式文章問題濃度一次不等式
2025/7/12

## 解答

数列級数シグマ等比数列
2025/7/12

画像に示された2つの行列式の計算例について説明します。最初の例では、$2 \times 2$ 行列の行列式を計算する際、行基本変形を利用して計算を簡単にする方法を示しています。具体的には、第2行に第1...

行列式線形代数行列行基本変形
2025/7/12

連立不等式 $5x-2 > 12+3x$ と $x-a \geq 3x+1$ を満たす整数 $x$ がちょうど3個存在するような定数 $a$ の値の範囲を求めよ。

不等式連立不等式整数解範囲
2025/7/12

$3 + \frac{n-4}{5} > \frac{n}{3}$ を満たす最大の整数 $n$ を求める問題です。

不等式一次不等式整数解
2025/7/12