(1) ある規則に従って棒を並べていくとき、棒の本数が全部で26本になるのは何番目か。 (2) $n$番目の棒の本数を$n$を用いて表す方法を説明せよ。
2025/7/11
1. 問題の内容
(1) ある規則に従って棒を並べていくとき、棒の本数が全部で26本になるのは何番目か。
(2) 番目の棒の本数をを用いて表す方法を説明せよ。
2. 解き方の手順
(1)
まず、各番目の棒の本数を数える。
1番目:3本
2番目:5本
3番目:7本
...
これは、奇数の数列になっていることがわかる。つまり、n番目の棒の本数は本である。
棒の本数が全部で26本になる番目をとすると、となる。
は整数でなければならないので、少し考え方を変える必要がある。
棒の本数の数列は、初項3、公差2の等差数列と見なせる。
番目の棒の本数は、となる。
番目までの棒の本数の合計が26本になるようなを求める。
等差数列の和の公式を用いる。
しかし、これは整数解を持たない。問題文をよく読むと、「棒の本数が全部で26本になるのは」と書いてあるので、和ではなく、ある番目の棒の本数が26本になるという意味ではない。
1番目から順に本数を足し上げていく。
1番目: 3
2番目: 3 + 5 = 8
3番目: 3 + 5 + 7 = 15
4番目: 15 + 9 = 24
5番目: 24 + 11 = 35
問題文は、各番目の棒の本数の合計が26本になるのか、もしくは、ある番目の棒の本数が26本になるのか、どちらの意味にもとれる。数列の和が26になるケースは、式からしてあり得ないので、ある番目の棒の本数が26本になるという意味ではない。
各番目の棒の本数はなので、これが26になるとすると、, , となり、これはあり得ない。問題文の解釈がおかしい。
1番目、2番目、3番目...と棒を並べていった時、各ステップにおける棒の総数が26になるようなステップは存在しない。
おそらく問題に誤りがある。
(2)
幹太さんの考え方は、n番目の棒の本数を表すために、nを用いてどのように表現するかを説明するというもの。
右の図を見ると、n番目には縦棒が1本、Xがn個並んでいることがわかる。X1個は棒2本で作られているため、n番目の棒の本数はで表せる。したがって、幹太さんの考えたn番目の棒の本数の表し方は、である。
3. 最終的な答え
(1) 問題に誤りがあるため、該当する番目は存在しない。
(2)