Aさんは家から1680m離れた学校まで毎日分速80mで歩いて通学しています。ある日、P地点で忘れ物に気づき、自転車で家まで忘れ物を取りに戻り、P地点に戻って自転車を返しました。その後、P地点から学校まで、歩く速さの1.5倍の速さで走ったところ、いつもより2分多く時間がかかりました。自転車の速さが分速240mであるとき、家からP地点までと、P地点から学校までの道のりをそれぞれ求めなさい。

代数学連立方程式文章問題距離速さ時間
2025/7/13

1. 問題の内容

Aさんは家から1680m離れた学校まで毎日分速80mで歩いて通学しています。ある日、P地点で忘れ物に気づき、自転車で家まで忘れ物を取りに戻り、P地点に戻って自転車を返しました。その後、P地点から学校まで、歩く速さの1.5倍の速さで走ったところ、いつもより2分多く時間がかかりました。自転車の速さが分速240mであるとき、家からP地点までと、P地点から学校までの道のりをそれぞれ求めなさい。

2. 解き方の手順

家からP地点までの道のりを xx m、P地点から学校までの道のりを yy mとします。
全体の距離は x+y=1680x + y = 1680 です。
普段の通学にかかる時間は 168080=21\frac{1680}{80} = 21 分です。
忘れ物を取りに戻った日のことを考えます。
家からP地点までの距離をxx、P地点から学校までの距離をyyとすると、
家からP地点まで歩く時間はx80\frac{x}{80}分です。
家から忘れ物を取りに帰る往復の時間は2x240=x120\frac{2x}{240} = \frac{x}{120}分です。
P地点から学校まで走る速さは、歩く速さ80m/分の1.5倍なので、 80×1.5=12080 \times 1.5 = 120 m/分です。
P地点から学校まで走る時間はy120\frac{y}{120}分です。
この日の通学にかかった時間は x80+x120+y120\frac{x}{80} + \frac{x}{120} + \frac{y}{120} 分で、普段より2分多くかかったので、
x80+x120+y120=21+2=23\frac{x}{80} + \frac{x}{120} + \frac{y}{120} = 21 + 2 = 23
これで連立方程式ができました。
x+y=1680x + y = 1680 ...(1)
x80+x120+y120=23\frac{x}{80} + \frac{x}{120} + \frac{y}{120} = 23 ...(2)
(2)式に240をかけると
3x+2x+2y=23×2403x + 2x + 2y = 23 \times 240
5x+2y=55205x + 2y = 5520 ...(3)
(1)式を2倍すると
2x+2y=33602x + 2y = 3360 ...(4)
(3) - (4)より
3x=21603x = 2160
x=720x = 720
(1)式に代入して
720+y=1680720 + y = 1680
y=960y = 960
したがって、家からP地点までは720m、P地点から学校までは960mです。

3. 最終的な答え

家からP地点までの道のり:720m
P地点から学校までの道のり:960m

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