実数 $k$ に対して、曲線 $C: y = x^2 - 5x + 6 - 3|x-2|$ と直線 $l: y = k(x-2)$ が異なる3つの共有点を持つときの、$k$ の取りうる範囲を求める問題です。
2025/7/13
1. 問題の内容
実数 に対して、曲線 と直線 が異なる3つの共有点を持つときの、 の取りうる範囲を求める問題です。
2. 解き方の手順
まず、絶対値を外すために場合分けを行います。
(i) のとき:
なので、曲線 は
となります。
(ii) のとき:
なので、曲線 は
となります。
次に、曲線 と直線 の共有点の 座標を求めます。つまり、
を満たす を求めます。
(i) のとき:
よって、 または 。
(ii) のとき:
よって、 または 。
は常に共有点の 座標となります。
異なる3つの共有点を持つためには、 において が存在し、 において が存在し、かつ でなければなりません(これは常に成立)。さらに、 と が と一致してはならないため、 かつ である必要があります。つまり、 かつ です。
で となるためには、 より が必要です。
で となるためには、 が必要です。
したがって、 の範囲は かつ であるので、 となります。