等式 $\frac{4x-5}{(x-3)(2x+1)} = \frac{a}{x-3} + \frac{b}{2x+1}$ が $x$ についての恒等式となるような定数 $a, b$ の値を求める問題です。

代数学部分分数分解恒等式連立方程式
2025/7/14

1. 問題の内容

等式 4x5(x3)(2x+1)=ax3+b2x+1\frac{4x-5}{(x-3)(2x+1)} = \frac{a}{x-3} + \frac{b}{2x+1}xx についての恒等式となるような定数 a,ba, b の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、右辺を通分します。
ax3+b2x+1=a(2x+1)+b(x3)(x3)(2x+1)=2ax+a+bx3b(x3)(2x+1)=(2a+b)x+(a3b)(x3)(2x+1)\frac{a}{x-3} + \frac{b}{2x+1} = \frac{a(2x+1) + b(x-3)}{(x-3)(2x+1)} = \frac{2ax+a+bx-3b}{(x-3)(2x+1)} = \frac{(2a+b)x + (a-3b)}{(x-3)(2x+1)}
この式が 4x5(x3)(2x+1)\frac{4x-5}{(x-3)(2x+1)} と等しくなるためには、分子が等しくなければなりません。したがって、以下の連立方程式が成り立ちます。
2a+b=42a+b=4
a3b=5a-3b=-5
最初の式から b=42ab = 4 - 2a となり、これを2番目の式に代入します。
a3(42a)=5a - 3(4 - 2a) = -5
a12+6a=5a - 12 + 6a = -5
7a=77a = 7
a=1a = 1
次に、bb を求めます。
b=42a=42(1)=2b = 4 - 2a = 4 - 2(1) = 2
したがって、a=1a = 1b=2b = 2となります。

3. 最終的な答え

a=1a=1
b=2b=2

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