1. 問題の内容
2次方程式 が異なる2つの負の解を持つような定数 の値の範囲を求める問題です。
2. 解き方の手順
2次方程式 が異なる2つの負の解を持つ条件は次の3つです。
1. 判別式 $D > 0$ (異なる2つの実数解を持つ)
2. 解の和 $-\frac{b}{a} < 0$ (2つの解の和が負)
3. 解の積 $\frac{c}{a} > 0$ (2つの解の積が正)
与えられた2次方程式 において、, , です。
1. 判別式 $D > 0$ より、
よって、 または
2. 解の和 $-\frac{b}{a} < 0$ より、
3. 解の積 $\frac{c}{a} > 0$ より、
上記1, 2, 3の条件を全て満たす の範囲を求めます。
1. $k < -2$ または $k > 6$
2. $k < 0$
3. $k > -3$
数直線上で考えると、 の範囲は となります。