ある等差数列 $\{a_n\}$ において、 $a_{10} + a_{11} + a_{12} + a_{13} + a_{14} = 365$ $a_{15} + a_{17} + a_{19} = -6$ が成り立つとき、以下の問いに答える。 (1) この等差数列の初項と公差を求めよ。 (2) この等差数列の初項から第 $n$ 項までの和を $S_n$ とするとき、$S_n$ の最大値を求めよ。
2025/7/14
1. 問題の内容
ある等差数列 において、
が成り立つとき、以下の問いに答える。
(1) この等差数列の初項と公差を求めよ。
(2) この等差数列の初項から第 項までの和を とするとき、 の最大値を求めよ。
2. 解き方の手順
(1)
等差数列の初項を 、公差を とすると、 と表せる。
与えられた条件から、以下の式が成り立つ。
上記の2つの式を整理すると、
2つの式を引き算すると、
に を代入すると、
(2)
等差数列の和 は、
が最大となる を求めるために、 を で微分する。
となる は、
は整数なので、 または の時に が最大となる可能性がある。
したがって、 であるから、 の最大値は である。
3. 最終的な答え
(1) 初項: 238, 公差: -15
(2) の最大値: 2008