$P$ が直交行列であるとき、$\|P\|^2 = n$ が成り立つことを示す。ここで、$\|P\|$ は行列 $P$ のフロベニウスノルムを表し、$n$ は行列のサイズを表す。つまり、$P$ は $n \times n$ の行列である。
2025/7/15
1. 問題の内容
が直交行列であるとき、 が成り立つことを示す。ここで、 は行列 のフロベニウスノルムを表し、 は行列のサイズを表す。つまり、 は の行列である。
2. 解き方の手順
直交行列 の定義より、 が成り立つ。ここで、 は単位行列である。
また、フロベニウスノルムの定義より、
ここで、 は行列 の 成分を表す。
が直交行列であることから、 の各列ベクトルは互いに直交し、かつノルムが1である。つまり、
ここで、 はクロネッカーのデルタで、 のとき 1、 のとき 0 となる。
ここで、 は の 番目の列ベクトルのノルムの二乗であり、 が直交行列であることから、これは 1 に等しい。したがって、