与えられた3つの行列の固有値と固有ベクトルを求める問題です。 (1) $\begin{pmatrix} 3 & 2 \\ 1 & 4 \end{pmatrix}$ (2) $\begin{pmatrix} 6 & -3 & -7 \\ -1 & 2 & 1 \\ 5 & -3 & -6 \end{pmatrix}$ (3) $\begin{pmatrix} 2 & -1 & 1 \\ -1 & 1 & 2 \\ 1 & 2 & 1 \end{pmatrix}$
2025/7/15
1. 問題の内容
与えられた3つの行列の固有値と固有ベクトルを求める問題です。
(1)
(2)
(3)
2. 解き方の手順
(1) 行列 の場合:
まず、固有方程式 を解いて固有値 を求めます。
したがって、固有値は と です。
次に、各固有値に対応する固有ベクトルを求めます。
の場合:
を解きます。
より、。
固有ベクトルは の定数倍です。
の場合:
を解きます。
より、。
固有ベクトルは の定数倍です。
(2) 行列 の場合:
まず、固有方程式 を解いて固有値 を求めます。
したがって、固有値は , , です。
次に、各固有値に対応する固有ベクトルを求めます。
の場合:
を解きます。
と を解くと、, となります。
固有ベクトルは の定数倍です。
の場合:
を解きます。
と を解くと、, となります。
固有ベクトルは の定数倍です。
の場合:
を解きます。
より 。 より , より 。したがって、 であり、 です。
固有ベクトルは の定数倍です。
(3) 行列 の場合:
まず、固有方程式 を解いて固有値 を求めます。
したがって、固有値は , , です。
次に、各固有値に対応する固有ベクトルを求めます。
の場合:
を解きます。
, , を解くと、, となります。
固有ベクトルは の定数倍です。
の場合:
を解きます。
, , を解くと、, となります。ただし、最後の2つの式は同値であるため、 に代入すると 。したがって、。
したがって固有ベクトルは は得られず、代わりに を満たす と を得ます。このとき より、 となり、 が任意の値を取り得ない。
誤りがある。再度計算すると、 およびより.
より.
の場合:
を解きます。
, , を解きます。
最初の式と3番目の式を足すと、 よって、
二番目の式に代入するとより.
固有ベクトルは
3. 最終的な答え
(1) 固有値 , 固有ベクトル
固有値 , 固有ベクトル
(2) 固有値 , 固有ベクトル
固有値 , 固有ベクトル
固有値 , 固有ベクトル
(3) 固有値 , 固有ベクトル
固有値 , 固有ベクトル
固有値 , 固有ベクトル