与えられた式 $(\log_2 3) \cdot (\log_3 5) \cdot (\log_5 32)$ を計算し、その値を求めます。

代数学対数底の変換公式指数
2025/7/15

1. 問題の内容

与えられた式 (log23)(log35)(log532)(\log_2 3) \cdot (\log_3 5) \cdot (\log_5 32) を計算し、その値を求めます。

2. 解き方の手順

底の変換公式を利用して、すべての対数の底を共通の底に変換します。ここでは底を10に変換することを考えます(他の底でも構いません)。
底の変換公式は以下の通りです。
logab=logcblogca\log_a b = \frac{\log_c b}{\log_c a}
この公式を適用すると、与えられた式は次のようになります。
(log23)(log35)(log532)=log3log2log5log3log32log5(\log_2 3) \cdot (\log_3 5) \cdot (\log_5 32) = \frac{\log 3}{\log 2} \cdot \frac{\log 5}{\log 3} \cdot \frac{\log 32}{\log 5}
分子と分母で同じ要素が打ち消しあうことに注意すると、
log3log2log5log3log32log5=log32log2\frac{\log 3}{\log 2} \cdot \frac{\log 5}{\log 3} \cdot \frac{\log 32}{\log 5} = \frac{\log 32}{\log 2}
ここで、32=2532 = 2^5であるから、log32=log25=5log2log 32 = \log 2^5 = 5 \log 2 となります。
したがって、
log32log2=5log2log2=5\frac{\log 32}{\log 2} = \frac{5 \log 2}{\log 2} = 5

3. 最終的な答え

5

「代数学」の関連問題

実数 $k$ を定数として、2つの放物線 $C_1: y = x^2 - 6x + 2k + 1$ と $C_2: y = x^2 - 2kx - 3k + 4$ が与えられている。 (1) $C_1...

二次関数放物線判別式共有点不等式
2025/7/16

2つの自然数 $x$ と $12-x$ の積が32になるとき、これらの2つの自然数の組み合わせを求めよ。

二次方程式因数分解自然数方程式
2025/7/16

与えられた二次関数 $y = x^2 + 2ax + a^2 + 1$ を①とする。 (1) ①と直線 $y = ax + 5$ が異なる2点で交わるような $a$ の値の範囲を求める。 (2) ①と...

二次関数判別式二次方程式頂点接線
2025/7/16

2次関数 $y = x^2 + 2kx + k^2 + 3k + 6$ のグラフが、$x$軸と共有点をもつような定数 $k$ の値の範囲を求めよ。

二次関数判別式二次方程式グラフ不等式
2025/7/16

生徒に画用紙を配る問題です。生徒の人数と画用紙の枚数を求める必要があります。1人に2枚ずつ配ると2枚余り、3枚ずつ配ると3枚足りません。

連立方程式文章問題一次方程式
2025/7/16

ある博物館の入館料は、大人が300円、子どもが100円です。ある日の入館者数は320人で、入館料の合計は74000円でした。その日の大人と子供の入館者数をそれぞれ求めなさい。

連立方程式文章題数量方程式
2025/7/16

点$(-2, 3)$を通り、直線$3x - 5y - 12 = 0$に垂直な直線、平行な直線の方程式をそれぞれ求めよ。

直線の方程式傾き垂直平行点と直線の距離連立方程式
2025/7/16

Aさんは620円、Bさんは490円持っている。同じノートをAさんは1冊、Bさんは2冊買ったところ、Aさんの残金はBさんの残金の3倍になった。ノート1冊の値段を求める。

一次方程式文章問題代数
2025/7/16

1本80円の鉛筆と1本180円のボールペンを合わせて9本買ったとき、代金の合計は1320円でした。鉛筆とボールペンをそれぞれ何本買ったか求めます。選択肢として、ア:鉛筆4本、ボールペン5本、イ:鉛筆6...

連立方程式文章問題一次方程式
2025/7/16

次の方程式を解きます: $\frac{5}{8}x + \frac{1}{4} = \frac{3}{4}x - 1$

一次方程式分数方程式の解法
2025/7/16