空間内の2直線 OA と l の交差に関する問題です。O を原点とし、点 A(0, -3, 1) と B(1, 0, 3) が与えられています。点 M を通り直線 OB と平行な直線 l を考えます。$\overrightarrow{OA} = \vec{a}$, $\overrightarrow{OB} = \vec{b}$, $\overrightarrow{OM} = \vec{m}$ とおきます。点 P が直線 OA 上にあるとき、$\overrightarrow{OP} = s\vec{a}$ となる実数 s が存在します。点 Q が直線 l 上にあるとき、$\overrightarrow{MQ} = t\vec{b}$ となる実数 t が存在します。このとき、$\overrightarrow{OQ}$ を求め、さらに $s\vec{a}$ を $\vec{b}$, $\vec{m}$ で表した式を解答群から選びます。

幾何学ベクトル空間図形直交座標直線の方程式ベクトルの演算
2025/7/15

1. 問題の内容

空間内の2直線 OA と l の交差に関する問題です。O を原点とし、点 A(0, -3, 1) と B(1, 0, 3) が与えられています。点 M を通り直線 OB と平行な直線 l を考えます。OA=a\overrightarrow{OA} = \vec{a}, OB=b\overrightarrow{OB} = \vec{b}, OM=m\overrightarrow{OM} = \vec{m} とおきます。点 P が直線 OA 上にあるとき、OP=sa\overrightarrow{OP} = s\vec{a} となる実数 s が存在します。点 Q が直線 l 上にあるとき、MQ=tb\overrightarrow{MQ} = t\vec{b} となる実数 t が存在します。このとき、OQ\overrightarrow{OQ} を求め、さらに sas\vec{a}b\vec{b}, m\vec{m} で表した式を解答群から選びます。

2. 解き方の手順

(i) 点 Q が直線 l 上にあるとき、MQ=tb\overrightarrow{MQ} = t\vec{b} が成り立ちます。
OQ=OM+MQ\overrightarrow{OQ} = \overrightarrow{OM} + \overrightarrow{MQ} であるから、
OQ=m+tb\overrightarrow{OQ} = \vec{m} + t\vec{b}
したがって、OQ=m+tb\boxed{\overrightarrow{OQ} = \vec{m} + t\vec{b}} となります。
直線 OA と直線 l が交わる条件は、点 P と点 Q が一致することです。
したがって、OP=OQ\overrightarrow{OP} = \overrightarrow{OQ} となる実数 s, t が存在することです。
つまり、sa=m+tbs\vec{a} = \vec{m} + t\vec{b} となる実数 s, t が存在することが必要十分条件です。
したがって、選択肢の中から sa=m+tbs\vec{a} = \vec{m} + t\vec{b} を満たすものを選びます。
解答群を見ると、選択肢③ m+tb\vec{m} + t\vec{b} が一致します。

3. 最終的な答え

OQ=m+tb\overrightarrow{OQ} = \vec{m} + t\vec{b}
sa=m+tbs\vec{a} = \vec{m} + t\vec{b}
アの解答群:③

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