3点O(0, 0, 0), A(1, -2, 3), B(-1, 1, 2)が定める平面上に点C(x, 1, 9)があるとき、xの値を求める。

幾何学ベクトル空間ベクトル平面の方程式線形結合
2025/7/15

1. 問題の内容

3点O(0, 0, 0), A(1, -2, 3), B(-1, 1, 2)が定める平面上に点C(x, 1, 9)があるとき、xの値を求める。

2. 解き方の手順

点Cが平面OAB上にあるということは、OC\vec{OC}OA\vec{OA}OB\vec{OB}の線形結合で表せるということです。つまり、実数s, tを用いて
OC=sOA+tOB\vec{OC} = s\vec{OA} + t\vec{OB}
と表すことができます。それぞれのベクトルを成分で表すと
(x19)=s(123)+t(112)\begin{pmatrix} x \\ 1 \\ 9 \end{pmatrix} = s\begin{pmatrix} 1 \\ -2 \\ 3 \end{pmatrix} + t\begin{pmatrix} -1 \\ 1 \\ 2 \end{pmatrix}
これは、以下の連立方程式に帰着されます。
x=stx = s - t
1=2s+t1 = -2s + t
9=3s+2t9 = 3s + 2t
2番目の式より、t=1+2st = 1 + 2s。これを3番目の式に代入すると
9=3s+2(1+2s)=3s+2+4s=7s+29 = 3s + 2(1 + 2s) = 3s + 2 + 4s = 7s + 2
7s=77s = 7
s=1s = 1
よって、t=1+2(1)=3t = 1 + 2(1) = 3
最後に、x=stx = s - ts=1s=1t=3t=3を代入すると、
x=13=2x = 1 - 3 = -2

3. 最終的な答え

x = -2

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