次の3つの条件を満たす球面の方程式を求めます。 (1) 2点A(3, 2, -4), B(-1, 2, 0)を直径の両端とする球面 (2) 点(3, -5, 2)を中心とし、xy平面に接する球面 (3) 4点(0, 0, 0), (6, 0, 0), (0, 4, 0), (0, 0, -8) を通る球面

幾何学球面空間図形方程式
2025/7/15

1. 問題の内容

次の3つの条件を満たす球面の方程式を求めます。
(1) 2点A(3, 2, -4), B(-1, 2, 0)を直径の両端とする球面
(2) 点(3, -5, 2)を中心とし、xy平面に接する球面
(3) 4点(0, 0, 0), (6, 0, 0), (0, 4, 0), (0, 0, -8) を通る球面

2. 解き方の手順

(1)
まず、球の中心を求めます。中心は線分ABの中点なので、
((31)/2,(2+2)/2,(4+0)/2)=(1,2,2)((3-1)/2, (2+2)/2, (-4+0)/2) = (1, 2, -2)
次に、半径を求めます。半径は線分ABの半分の長さなので、ABの長さを求め、2で割ります。
AB=(3(1))2+(22)2+(40)2=16+0+16=32=42AB = \sqrt{(3-(-1))^2 + (2-2)^2 + (-4-0)^2} = \sqrt{16 + 0 + 16} = \sqrt{32} = 4\sqrt{2}
したがって、半径は222\sqrt{2}です。
球面の方程式は、(xa)2+(yb)2+(zc)2=r2(x-a)^2 + (y-b)^2 + (z-c)^2 = r^2で表されるので、
(x1)2+(y2)2+(z+2)2=(22)2=8(x-1)^2 + (y-2)^2 + (z+2)^2 = (2\sqrt{2})^2 = 8
(2)
中心が(3, -5, 2)でxy平面に接するということは、球の半径はz座標の絶対値に等しくなります。
したがって、半径は2です。
球面の方程式は、
(x3)2+(y+5)2+(z2)2=22=4(x-3)^2 + (y+5)^2 + (z-2)^2 = 2^2 = 4
(3)
球面の方程式をx2+y2+z2+ax+by+cz+d=0x^2 + y^2 + z^2 + ax + by + cz + d = 0とします。
4点(0, 0, 0), (6, 0, 0), (0, 4, 0), (0, 0, -8) を通るので、それぞれ代入します。
(0, 0, 0)を代入すると、0+0+0+0+0+0+d=00 + 0 + 0 + 0 + 0 + 0 + d = 0より、d=0d = 0
(6, 0, 0)を代入すると、36+6a=036 + 6a = 0より、a=6a = -6
(0, 4, 0)を代入すると、16+4b=016 + 4b = 0より、b=4b = -4
(0, 0, -8)を代入すると、648c=064 - 8c = 0より、c=8c = 8
したがって、球面の方程式はx2+y2+z26x4y+8z=0x^2 + y^2 + z^2 - 6x - 4y + 8z = 0
平方完成すると、
(x3)29+(y2)24+(z+4)216=0(x-3)^2 - 9 + (y-2)^2 - 4 + (z+4)^2 - 16 = 0
(x3)2+(y2)2+(z+4)2=9+4+16=29(x-3)^2 + (y-2)^2 + (z+4)^2 = 9 + 4 + 16 = 29

3. 最終的な答え

(1) (x1)2+(y2)2+(z+2)2=8(x-1)^2 + (y-2)^2 + (z+2)^2 = 8
(2) (x3)2+(y+5)2+(z2)2=4(x-3)^2 + (y+5)^2 + (z-2)^2 = 4
(3) (x3)2+(y2)2+(z+4)2=29(x-3)^2 + (y-2)^2 + (z+4)^2 = 29

「幾何学」の関連問題

与えられた点や直線を含む平面が一つに決まるものを、選択肢の中からすべて選ぶ問題です。選択肢は以下の通りです。 ア. 同一直線上にある3点 イ. 交わる2直線 ウ. 1本の直線と、その直線上にない1点 ...

平面空間図形公理
2025/7/16

空間内の直線や平面に関する記述の中から正しいものを選択する問題です。選択肢はアからカまでの6つです。 ア. 1つの直線に垂直な2つの直線は、垂直である。 イ. 1つの直線に平行な2つの直線は、平行であ...

空間図形直線平面垂直平行ねじれの位置
2025/7/16

ラジアンで表された角度 $\frac{\pi}{2}$, $\frac{\pi}{3}$, $\frac{\pi}{4}$, $\frac{\pi}{6}$ をそれぞれ度数法で表す問題です。

角度ラジアン度数法三角関数
2025/7/16

与えられた数学の問題は、以下の8つの小問から構成されています。 (1) 2点 A(-1, 2), B(7, 6) に対して、線分 AB を 1:3 に内分する点の座標を求めよ。 (2) 2点 (-3,...

座標平面内分点直線の方程式円の方程式接線距離
2025/7/16

三角形ABCにおいて、辺AC上に点Pを、角ABPが25度になるように作図しなさい。定規とコンパスを使用し、作図に用いた線は残すこと。

作図三角形角度角の二等分線
2025/7/16

(1) 点A(2,3)と点B(-1,-1)の間の距離ABを求め、線分ABの中点Mの座標を求める。 (2) 2直線 $x+2y+5=0$ と $2x-3y-11=0$ の交点の座標を求める。 (3) 傾...

距離中点直線連立方程式外接内接
2025/7/16

与えられた極方程式を直交座標の方程式で表す問題です。 (1) $r^2 \sin 2\theta = 2$ (2) $r = 2 \sin \theta$ (3) $r (\sin \theta - ...

極座標直交座標座標変換方程式
2025/7/16

直線 $y = \frac{1}{\sqrt{3}}x + 1$ とのなす角が $\frac{\pi}{4}$ である直線で、原点を通るものの式を求めよ。

直線傾き角度三角関数
2025/7/16

極方程式で表される曲線について、(1) $r\cos(\theta - \frac{\pi}{3}) = 2$ と (2) $r\cos\theta = 3$ のグラフを図示する問題です。

極座標直交座標グラフ直線三角関数
2025/7/16

三角形OABと三角形OPQがあり、線分ABと線分PQの交点をRとする。点Pは線分OAを4:1に内分し、点Rは線分ABを1:1に内分する。このとき、点Bは線分OQを何対何に内分するかを求める問題です。

ベクトル内分三角形
2025/7/16