三角形OABと三角形OPQがあり、線分ABと線分PQの交点をRとする。点Pは線分OAを4:1に内分し、点Rは線分ABを1:1に内分する。このとき、点Bは線分OQを何対何に内分するかを求める問題です。

幾何学ベクトル内分三角形
2025/7/16

1. 問題の内容

三角形OABと三角形OPQがあり、線分ABと線分PQの交点をRとする。点Pは線分OAを4:1に内分し、点Rは線分ABを1:1に内分する。このとき、点Bは線分OQを何対何に内分するかを求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、OP=kOQ\vec{OP}=k\vec{OQ}とおく。
OR\vec{OR}について、点Rは線分ABを1:1に内分するので、
OR=OA+OB2\vec{OR}=\frac{\vec{OA}+\vec{OB}}{2}
また、点Rは線分PQ上にあるので、実数sを用いて
OR=sOP+(1s)OQ\vec{OR}=s\vec{OP}+(1-s)\vec{OQ}
と表せる。OP=45OA\vec{OP}=\frac{4}{5}\vec{OA}なので、
OR=s(45OA)+(1s)OQ\vec{OR}=s(\frac{4}{5}\vec{OA})+(1-s)\vec{OQ}
これらを等式で結ぶと、
OA+OB2=s(45OA)+(1s)OQ\frac{\vec{OA}+\vec{OB}}{2}=s(\frac{4}{5}\vec{OA})+(1-s)\vec{OQ}
OB\vec{OB}について整理すると
OB=8s5OAOA+2(1s)OQ\vec{OB}=\frac{8s}{5}\vec{OA}- \vec{OA}+2(1-s)\vec{OQ}
OB=(8s51)OA+2(1s)OQ\vec{OB}=(\frac{8s}{5}-1)\vec{OA}+2(1-s)\vec{OQ}
OA\vec{OA}OQ\vec{OQ}は一次独立なので、8s51=0\frac{8s}{5}-1=0となる。
s=58s=\frac{5}{8}
これを代入すると、
OB=2(158)OQ=68OQ=34OQ\vec{OB}=2(1-\frac{5}{8})\vec{OQ}=\frac{6}{8}\vec{OQ}=\frac{3}{4}\vec{OQ}
よって点Bは線分OQを3:1に内分する。

3. 最終的な答え

3:1

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