直線 $l: y = \frac{1}{3}x + 5$, 直線 $m: y = 2x$, 直線 $n: y = -\frac{1}{3}x$ がある。直線 $l$ と直線 $m$ の交点をA, 直線 $l$ と直線 $n$ の交点をBとする。 (1) 点Aの座標を求めよ。 (2) 三角形OABの面積を求めよ。

幾何学座標平面直線交点三角形の面積
2025/7/16

1. 問題の内容

直線 l:y=13x+5l: y = \frac{1}{3}x + 5, 直線 m:y=2xm: y = 2x, 直線 n:y=13xn: y = -\frac{1}{3}x がある。直線 ll と直線 mm の交点をA, 直線 ll と直線 nn の交点をBとする。
(1) 点Aの座標を求めよ。
(2) 三角形OABの面積を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点Aは直線 ll と直線 mm の交点なので、連立方程式
y=13x+5y = \frac{1}{3}x + 5
y=2xy = 2x
を解く。
2x=13x+52x = \frac{1}{3}x + 5
6x=x+156x = x + 15
5x=155x = 15
x=3x = 3
y=2x=2(3)=6y = 2x = 2(3) = 6
したがって、点Aの座標は (3,6)(3, 6) である。
(2) 点Bは直線 ll と直線 nn の交点なので、連立方程式
y=13x+5y = \frac{1}{3}x + 5
y=13xy = -\frac{1}{3}x
を解く。
13x+5=13x\frac{1}{3}x + 5 = -\frac{1}{3}x
23x=5\frac{2}{3}x = -5
x=152x = -\frac{15}{2}
y=13x=13(152)=52y = -\frac{1}{3}x = -\frac{1}{3} (-\frac{15}{2}) = \frac{5}{2}
したがって、点Bの座標は (152,52)(-\frac{15}{2}, \frac{5}{2}) である。
三角形OABの面積を求める。
点A (3,6)(3, 6) を通る直線 y=kxy = kx は原点Oを通る。
直線ABの方程式は y=13x+5y = \frac{1}{3}x + 5 である。
直線OAの傾きは 63=2\frac{6}{3} = 2 である。
直線OBの傾きは 5/215/2=13\frac{5/2}{-15/2} = -\frac{1}{3} である。
三角形OABの面積は、原点を挟んだ二つの三角形の面積の和で求められる。
点A (3,6)(3, 6) と点B (152,52)(-\frac{15}{2}, \frac{5}{2}) を結ぶ直線は y=13x+5y = \frac{1}{3}x + 5 である。
この直線とy軸の交点は (0,5)(0, 5) である。
これを点Cとする。OCの長さは5である。
点Aからy軸までの距離は3である。
点Bからy軸までの距離は 152\frac{15}{2} である。
三角形OACの面積は 12×5×3=152\frac{1}{2} \times 5 \times 3 = \frac{15}{2}
三角形OBCの面積は 12×5×152=754\frac{1}{2} \times 5 \times \frac{15}{2} = \frac{75}{4}
三角形OABの面積は 152+754=304+754=1054\frac{15}{2} + \frac{75}{4} = \frac{30}{4} + \frac{75}{4} = \frac{105}{4}

3. 最終的な答え

(1) A(3, 6)
(2) 1054\frac{105}{4}

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