右の図のように、2直線①、②が点A(4, 3)で交わっている。直線①の傾きは1、直線②の傾きは $-\frac{3}{4}$である。直線①、②とy軸との交点をそれぞれB、Cとする。以下の問いに答えよ。 (1) 直線①、②の式を求めよ。 (2) 点Bを通り直線②に平行な直線の式を求めよ。 (3) 線分ACの中点を通り、直線①に平行な直線の式を求めよ。 (4) 点Aを通り、直線①に垂直な直線の式を求めよ。

幾何学直線方程式傾き交点平行垂直座標平面
2025/7/15

1. 問題の内容

右の図のように、2直線①、②が点A(4, 3)で交わっている。直線①の傾きは1、直線②の傾きは 34-\frac{3}{4}である。直線①、②とy軸との交点をそれぞれB、Cとする。以下の問いに答えよ。
(1) 直線①、②の式を求めよ。
(2) 点Bを通り直線②に平行な直線の式を求めよ。
(3) 線分ACの中点を通り、直線①に平行な直線の式を求めよ。
(4) 点Aを通り、直線①に垂直な直線の式を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 直線①は傾きが1で点A(4, 3)を通るので、式は y=x+by = x + b とおける。
点Aの座標を代入すると、 3=4+b3 = 4 + b より b=1b = -1 となる。
よって、直線①の式は y=x1y = x - 1 である。
直線②は傾きが 34-\frac{3}{4} で点A(4, 3)を通るので、式は y=34x+by = -\frac{3}{4}x + b とおける。
点Aの座標を代入すると、3=34×4+b3 = -\frac{3}{4} \times 4 + b より 3=3+b3 = -3 + b となり、b=6b = 6 となる。
よって、直線②の式は y=34x+6y = -\frac{3}{4}x + 6 である。
(2) 点Bは直線①とy軸との交点なので、y=x1y = x - 1x=0x = 0 を代入すると、y=1y = -1 となり、B(0, -1)である。
点B(0, -1)を通り、直線②に平行な直線は、傾きが 34-\frac{3}{4} なので、式は y=34x+by = -\frac{3}{4}x + b とおける。
点Bの座標を代入すると、 1=34×0+b-1 = -\frac{3}{4} \times 0 + b より b=1b = -1 となる。
よって、求める直線は y=34x1y = -\frac{3}{4}x - 1 である。
(3) 点Cは直線②とy軸との交点なので、y=34x+6y = -\frac{3}{4}x + 6x=0x = 0 を代入すると、y=6y = 6 となり、C(0, 6)である。
線分ACの中点Mの座標は、 (4+02,3+62)=(2,92)(\frac{4+0}{2}, \frac{3+6}{2}) = (2, \frac{9}{2}) である。
点M(2,92)(2, \frac{9}{2})を通り、直線①に平行な直線は、傾きが1なので、式は y=x+by = x + b とおける。
点Mの座標を代入すると、92=2+b\frac{9}{2} = 2 + b より b=52b = \frac{5}{2} となる。
よって、求める直線は y=x+52y = x + \frac{5}{2} である。
(4) 点A(4, 3)を通り、直線①に垂直な直線は、傾きが-1なので、式は y=x+by = -x + b とおける。
点Aの座標を代入すると、3=4+b3 = -4 + b より b=7b = 7 となる。
よって、求める直線は y=x+7y = -x + 7 である。

3. 最終的な答え

(1) 直線①:y=x1y = x - 1, 直線②:y=34x+6y = -\frac{3}{4}x + 6
(2) y=34x1y = -\frac{3}{4}x - 1
(3) y=x+52y = x + \frac{5}{2}
(4) y=x+7y = -x + 7

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