ある電車が長さ540mの鉄橋を渡り始めてから渡り終わるまでに40秒かかります。同じ速さで長さ500mのトンネルを通過するとき、25秒間は電車が見えません(トンネルに隠れています)。この電車の長さを求め、電車の秒速を求めます。

応用数学速さ距離方程式
2025/4/2

1. 問題の内容

ある電車が長さ540mの鉄橋を渡り始めてから渡り終わるまでに40秒かかります。同じ速さで長さ500mのトンネルを通過するとき、25秒間は電車が見えません(トンネルに隠れています)。この電車の長さを求め、電車の秒速を求めます。

2. 解き方の手順

まず、電車の長さを xx m、速さを秒速 vv mとします。
鉄橋を渡るのにかかる時間は、電車の先頭が鉄橋に入り始めてから、電車の最後尾が鉄橋を通過するまでの時間です。このとき電車が進む距離は、鉄橋の長さと電車の長さを足したものです。したがって、次の式が成り立ちます。
540+x=40v540 + x = 40v
同様に、トンネルを通過するのにかかる時間は、電車の先頭がトンネルに入り始めてから、電車の最後尾がトンネルを通過するまでの時間です。このとき電車が進む距離は、トンネルの長さと電車の長さを足したものです。したがって、次の式が成り立ちます。
500+x=25v500 + x = 25v
この2つの式から vv を消去します。最初の式を25倍、2番目の式を40倍すると、
25(540+x)=2540v25(540 + x) = 25 \cdot 40v
40(500+x)=4025v40(500 + x) = 40 \cdot 25v
13500+25x=1000v13500 + 25x = 1000v
20000+40x=1000v20000 + 40x = 1000v
したがって、
13500+25x=20000+40x13500 + 25x = 20000 + 40x
15x=650015x = -6500
x=650015=13003x = \frac{6500}{15} = \frac{1300}{3}
計算ミスがあります。式を整理し直すと、
2000013500=650020000 - 13500 = 6500
40x25x=15x40x - 25x = 15x
15x=650015x = -6500
15x=650015x = -6500
6500=15x6500 = -15x
最初の式を25倍、2番目の式を40倍したので、2式の差を取ることでvvを消去します。
40(500+x)25(540+x)=040(500 + x) - 25(540 + x) = 0
20000+40x1350025x=020000 + 40x - 13500 - 25x = 0
6500+15x=06500 + 15x = 0
15x=650015x = -6500
計算をやり直します。
2つの式は以下の通りです。
540+x=40v540 + x = 40v
500+x=25v500 + x = 25v
2番目の式から vv を求めると
v=(500+x)/25v = (500 + x)/25
これを1番目の式に代入します。
540+x=40(500+x)/25540 + x = 40 \cdot (500 + x)/25
540+x=85(500+x)540 + x = \frac{8}{5}(500 + x)
5(540+x)=8(500+x)5(540 + x) = 8(500 + x)
2700+5x=4000+8x2700 + 5x = 4000 + 8x
3x=13003x = -1300
x=13003x = \frac{-1300}{3}
どこで間違ったか確認します。
トンネルに「隠れていた」という文言から、500x=25v500 - x = 25vと考えるようです。
540+x=40v540+x = 40v
500x=25v500-x = 25v
上記2式を元に計算すると
540+x=40v=4025(500x)=85(500x)540+x = 40v = \frac{40}{25}(500-x) = \frac{8}{5}(500-x)
5(540+x)=8(500x)5(540+x) = 8(500-x)
2700+5x=40008x2700+5x = 4000-8x
13x=130013x = 1300
x=100x = 100
v=(500100)/25=400/25=16v = (500-100)/25 = 400/25 = 16
電車の長さは100m、速さは秒速16m。

3. 最終的な答え

電車の長さは 100 m、速さは秒速 16 mである。

「応用数学」の関連問題

振幅が同じだが角振動数が異なる2つの調和振動 $x_1 = A \cos(\omega_1 t)$ と $x_2 = A \cos(\omega_2 t)$ を考える。 (a) 2つの振動の合成を示せ...

三角関数調和振動波の合成物理
2025/4/11

問題文は、物理法則の中には発見者の名前が付けられているものがある例として、ボイルの法則やケプラーの法則を挙げています。そして、万有引力の法則が距離の二乗に反比例する「逆二乗の法則」であることを説明して...

万有引力逆二乗の法則物理法則
2025/4/11

実ポテンシャル $V(x)$ 中の質量 $m$ の粒子を考えます。波動関数 $\Psi(x,t)$ は $x \to \pm \infty$ で $\Psi, \partial \Psi / \par...

量子力学期待値Ehrenfestの定理ハミルトニアン運動方程式
2025/4/11

問題18は、18.5 w/v% NaOH水溶液(密度d=1.05 g/mL)100 mLの溶液の質量を求める問題です。 問題19は、5% NaOH水溶液(密度d=1.05 g/mL)10.5 gの溶液...

濃度計算溶液質量パーセント濃度密度体積
2025/4/11

19.5% NaOH水溶液の密度が $d=1.05$ であるとき、10.5gの溶液の体積を求めます。

化学密度体積質量計算
2025/4/11

単純梁に等分布荷重が作用しているとき、A点とB点における曲げモーメント $M_A$ と $M_B$ の値を求め、選択肢の中から正しい組み合わせを選び出す問題です。等分布荷重の大きさは $w = 2 \...

構造力学曲げモーメント単純梁等分布荷重モーメント
2025/4/11

図5のAからDの4つの単純梁について、それぞれの梁に生じる最大せん断力の絶対値を求め、それらの大小関係を比較する問題です。

構造力学せん断力単純梁モーメント力学
2025/4/11

単純梁に等分布荷重が作用している時、点Aにおける曲げモーメント $M_A$ と点Bにおける曲げモーメント $M_B$ を求め、選択肢の中から正しい組み合わせを選びます。等分布荷重の大きさは $w = ...

構造力学曲げモーメント単純梁等分布荷重
2025/4/11

図2に示すような分布荷重の合力の作用線からA点までの距離を求める問題です。分布荷重は、等分布荷重と三角形分布荷重が組み合わさった形をしています。

分布荷重合力モーメント力学積分
2025/4/11

図1に示すように、4つの力 $P_1$, $P_2$, $P_3$, $P_4$ が釣り合っている。$P_1 = 6 \text{kN}$ のとき、$P_2$ の値を5つの選択肢から選ぶ。図には距離の...

力の釣り合いモーメント力学ベクトル
2025/4/11