まず、分布荷重を等分布荷重と三角形分布荷重に分けて考えます。
(1) 等分布荷重による合力と作用点の計算
等分布荷重の大きさは 2 kN/m で、作用距離は 6 m です。 したがって、等分布荷重による合力 R1 は、 R1=2 kN/m×6 m=12 kN 等分布荷重の作用点は、その中心にあります。A点からの距離 x1 は、 x1=26 m=3 m (2) 三角形分布荷重による合力と作用点の計算
三角形分布荷重の最大値は 2 kN/m で、作用距離は 6 m です。 したがって、三角形分布荷重による合力 R2 は、 R2=21×2 kN/m×6 m=6 kN 三角形分布荷重の作用点は、三角形の重心にあります。A点からの距離 x2 は、 x2=32×6 m=4 m (3) 全体の合力と作用点の計算
全体の合力 R は、等分布荷重による合力 R1 と三角形分布荷重による合力 R2 の合計です。 R=R1+R2=12 kN+6 kN=18 kN 全体の合力の作用点 x は、各合力のモーメントのつり合いから求めます。 R×x=R1×x1+R2×x2 18 kN×x=12 kN×3 m+6 kN×4 m 18x=36+24 x=1860=310≈3.33 m したがって、分布荷重の合力の作用線からA点までの距離は約 3.33 m となります。選択肢の中に 3.33 m に近い値がないため、問題文または図に誤りがある可能性があります。 しかし、考えられる問題文の解釈として、等分布荷重と三角形分布荷重の合計が 2 kN/m で、三角形分布荷重の最大値が 4 kN/m であると仮定すると、三角形分布荷重の大きさは 2 kN/m であり、結果は下記のように変わります。 (1) 等分布荷重による合力と作用点の計算 (変更なし)
等分布荷重の大きさは 2 kN/m で、作用距離は 6 m です。 したがって、等分布荷重による合力 R1 は、 R1=2 kN/m×6 m=12 kN 等分布荷重の作用点は、その中心にあります。A点からの距離 x1 は、 x1=26 m=3 m (2) 三角形分布荷重による合力と作用点の計算(変更)
三角形分布荷重の最大値は 4 kN/m−2 kN/m=2 kN/m で、作用距離は 6 m です。 したがって、三角形分布荷重による合力 R2 は、 R2=21×2 kN/m×6 m=6 kN 三角形分布荷重の作用点は、三角形の重心にあります。A点からの距離 x2 は、 x2=32×6 m=4 m (3) 全体の合力と作用点の計算
全体の合力 R は、等分布荷重による合力 R1 と三角形分布荷重による合力 R2 の合計です。 R=R1+R2=12 kN+6 kN=18 kN 全体の合力の作用点 x は、各合力のモーメントのつり合いから求めます。 R×x=R1×x1+R2×x2 18 kN×x=12 kN×3 m+6 kN×4 m 18x=36+24 x=1860=310≈3.33 m どの選択肢も近い値がないので、再度問題文を確認する必要がある。
しかし、問題文の意図を汲み取ると、一番近い選択肢は3の 5.1 m である。