ある電車が長さ590mの鉄橋を渡りきるのに28秒かかり、同じ速さで長さ910mのトンネルを通過するのに32秒かかる。このとき、電車の長さと速さをそれぞれ求めよ。

代数学連立方程式文章問題速さ距離時間
2025/4/2

1. 問題の内容

ある電車が長さ590mの鉄橋を渡りきるのに28秒かかり、同じ速さで長さ910mのトンネルを通過するのに32秒かかる。このとき、電車の長さと速さをそれぞれ求めよ。

2. 解き方の手順

電車の長さを xx [m]、速さを vv [m/秒] とします。
鉄橋を渡るのにかかる時間は、(鉄橋の長さ + 電車の長さ) / 速さ で計算できます。同様に、トンネルを通過するのにかかる時間は、(トンネルの長さ + 電車の長さ) / 速さ で計算できます。
これらの情報から、以下の連立方程式を立てることができます。
590+xv=28\frac{590 + x}{v} = 28
910+xv=32\frac{910 + x}{v} = 32
上記の2つの式を変形して、vvについて解くと、
590+x=28v590 + x = 28v
910+x=32v910 + x = 32v
2番目の式から1番目の式を引くと、xxが消去されます。
(910+x)(590+x)=32v28v(910 + x) - (590 + x) = 32v - 28v
320=4v320 = 4v
v=3204=80v = \frac{320}{4} = 80
したがって、v=80v = 80 m/秒です。
この値を最初の式に代入して、xxについて解きます。
590+x=2880590 + x = 28 * 80
590+x=2240590 + x = 2240
x=2240590x = 2240 - 590
x=1650x = 1650
したがって、電車の長さは1650mです。

3. 最終的な答え

電車の長さは 1650 m、速さは秒速 80 mである。

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