湖の周りに1周5.4kmの道がある。Aさんは自転車で、B君は徒歩でこの道を回る。同じ地点から同じ方向に同時に出発したところ、60分後にAさんは1周してB君に追いついた。追いついた地点から、今度は互いに反対の方向へ同時に出発したところ、20分後に2人は出会った。AさんとB君のそれぞれの分速を求める問題。

代数学速さ連立方程式距離算数
2025/4/2

1. 問題の内容

湖の周りに1周5.4kmの道がある。Aさんは自転車で、B君は徒歩でこの道を回る。同じ地点から同じ方向に同時に出発したところ、60分後にAさんは1周してB君に追いついた。追いついた地点から、今度は互いに反対の方向へ同時に出発したところ、20分後に2人は出会った。AさんとB君のそれぞれの分速を求める問題。

2. 解き方の手順

まず、単位をmに統一する。湖の周りの長さは5.4km = 5400m。
Aさんの速さを分速xx m、B君の速さを分速yy mとする。
同じ方向に60分進んだとき、AさんはB君より1周多く進んでいるので、以下の式が成り立つ。
60x60y=540060x - 60y = 5400
両辺を60で割ると、
xy=90x - y = 90 ...(1)
反対方向に20分進んだとき、AさんとB君が進んだ距離の合計は1周の長さになるので、以下の式が成り立つ。
20x+20y=540020x + 20y = 5400
両辺を20で割ると、
x+y=270x + y = 270 ...(2)
(1)と(2)の連立方程式を解く。
(1) + (2) より、
2x=3602x = 360
x=180x = 180
(2)にx=180x = 180を代入すると、
180+y=270180 + y = 270
y=90y = 90
よって、Aさんの速さは分速180m、B君の速さは分速90m。

3. 最終的な答え

Aさんの速さは分速 180 m、B君の速さは分速 90 mである。

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