問題は2つあります。 問題1は、アルファベット8文字 "nobunaga" を並び替える問題です。 (1) "nobunaga"のすべての並べ方の総数を求める問題です。 (2) 並べ替えられた文字列において、"n" の左側に少なくとも1つの "a" があるような並べ方の数を求める問題です。 問題2は、格子状の道順に関する問題です。O地点からP地点へ最短距離で移動する方法を求める問題です。ただし、C地点は通れません。 (1) O地点からA地点を経由してP地点へ行く最短経路の数を求める問題です。 (2) O地点からB地点を経由してP地点へ行く最短経路の数を求める問題です。 (3) O地点からA地点とB地点の両方を経由してP地点へ行く最短経路の数を求める問題です。

離散数学順列組み合わせ多項係数格子経路
2025/7/15

1. 問題の内容

問題は2つあります。
問題1は、アルファベット8文字 "nobunaga" を並び替える問題です。
(1) "nobunaga"のすべての並べ方の総数を求める問題です。
(2) 並べ替えられた文字列において、"n" の左側に少なくとも1つの "a" があるような並べ方の数を求める問題です。
問題2は、格子状の道順に関する問題です。O地点からP地点へ最短距離で移動する方法を求める問題です。ただし、C地点は通れません。
(1) O地点からA地点を経由してP地点へ行く最短経路の数を求める問題です。
(2) O地点からB地点を経由してP地点へ行く最短経路の数を求める問題です。
(3) O地点からA地点とB地点の両方を経由してP地点へ行く最短経路の数を求める問題です。

2. 解き方の手順

問題1:
(1) "nobunaga" は8文字で、nが2つ、oが1つ、bが1つ、uが1つ、aが3つ、gが1つです。したがって、並べ方の総数は多項係数を用いて計算できます。
(2) "n" の左に少なくとも1つの "a" がある並べ方の数を求めるには、すべての並べ方の数から、"n" が "a" の左にない(つまり、すべての "a" がすべての "n" より右にある)並べ方の数を引けば良いです。
問題2:
(1) O地点からA地点への最短経路の数と、A地点からP地点への最短経路の数をそれぞれ求め、それらを掛け合わせます。ただし、C地点を通る経路は除外する必要があります。
(2) O地点からB地点への最短経路の数と、B地点からP地点への最短経路の数をそれぞれ求め、それらを掛け合わせます。ただし、C地点を通る経路は除外する必要があります。
(3) A地点とB地点の両方を通る経路の数を求めるには、O地点からA地点、A地点からB地点、B地点からP地点という経路を考えます。C地点を通る経路は除外する必要があります。 A, Bの経由順序が逆の経路も考慮する必要があります。
問題1の(1):
並べ方の総数は、8!2!3!=8×7×6×5×42=3360\frac{8!}{2!3!} = \frac{8 \times 7 \times 6 \times 5 \times 4}{2} = 3360通りです。
問題1の(2):
すべての並べ方から、すべてのaがすべてのnより右にある並べ方を引きます。nとa以外 (o,b,u,g) の並べ方は 4! = 24通り。
aが3つ、nが2つの並べ方を考えます。これは5文字の並べ替えで、5!3!2!=5×42=10\frac{5!}{3!2!} = \frac{5 \times 4}{2} = 10通り。
よって、aがnより右にある並べ方は 24×10=24024 \times 10 = 240通り。
求める並べ方は、3360240=31203360 - 240 = 3120通り。
問題2の(1):
OからAへは、右に2回、上に2回移動するので、4!2!2!=6\frac{4!}{2!2!} = 6通り。
AからPへは、右に4回、上に5回移動するので、9!4!5!=9×8×7×64×3×2×1=126\frac{9!}{4!5!} = \frac{9 \times 8 \times 7 \times 6}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 126通り。
したがって、6×126=7566 \times 126 = 756通り。
問題2の(2):
OからBへは、右に1回、下に1回移動するので、2!1!1!=2\frac{2!}{1!1!} = 2通り。
BからPへは、右に5回、上に6回移動するので、11!5!6!=11×10×9×8×75×4×3×2×1=462\frac{11!}{5!6!} = \frac{11 \times 10 \times 9 \times 8 \times 7}{5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1} = 462通り。
したがって、2×462=9242 \times 462 = 924通り。
問題2の(3):
OからAからBからPへの経路の数を計算します。
OからAは6通り。
AからBは右に1回、下に3回移動するので、4!1!3!=4\frac{4!}{1!3!} = 4通り。
BからPは462通り。
したがって、6×4×462=110886 \times 4 \times 462 = 11088通り。
OからBからAからPへの経路の数を計算します。
OからBは2通り。
BからAは右に1回、上に3回移動するので、4!1!3!=4\frac{4!}{1!3!} = 4通り。
AからPは126通り。
したがって、2×4×126=10082 \times 4 \times 126 = 1008通り。
したがって、合計は11088+1008=1209611088 + 1008 = 12096通り。

3. 最終的な答え

問題1:
(1) 3360通り
(2) 3120通り
問題2:
(1) 756通り
(2) 924通り
(3) 12096通り

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