14m離れた2地点から塔の仰角を測ったところ、それぞれ30°と45°であった。塔の高さH[m]を求めよ。ただし、$\sqrt{2}=1.4$, $\sqrt{3}=1.7$とする。

幾何学三角比仰角三角関数高さ
2025/7/16

1. 問題の内容

14m離れた2地点から塔の仰角を測ったところ、それぞれ30°と45°であった。塔の高さH[m]を求めよ。ただし、2=1.4\sqrt{2}=1.4, 3=1.7\sqrt{3}=1.7とする。

2. 解き方の手順

塔の真下から、45°の仰角を測った地点までの距離をxとする。塔の高さはHなので、tan45°=Hx\frac{H}{x}となる。45°の地点から14m離れた地点で仰角は30°なので、tan30°=Hx+14\frac{H}{x+14}となる。
まず、tan45°について考える。
tan45=1tan45^\circ = 1なので、
1=Hx1 = \frac{H}{x}
x=Hx = H (1)
次に、tan30°について考える。
tan30=13tan30^\circ = \frac{1}{\sqrt{3}}なので、
13=Hx+14\frac{1}{\sqrt{3}} = \frac{H}{x+14}
x+14=3Hx+14 = \sqrt{3}H (2)
(1)を(2)に代入する。
H+14=3HH+14 = \sqrt{3}H
3HH=14\sqrt{3}H - H = 14
(31)H=14(\sqrt{3}-1)H = 14
H=1431H = \frac{14}{\sqrt{3}-1}
分母を有理化する。
H=14(3+1)(31)(3+1)H = \frac{14(\sqrt{3}+1)}{(\sqrt{3}-1)(\sqrt{3}+1)}
H=14(3+1)31H = \frac{14(\sqrt{3}+1)}{3-1}
H=14(3+1)2H = \frac{14(\sqrt{3}+1)}{2}
H=7(3+1)H = 7(\sqrt{3}+1)
3=1.7\sqrt{3} = 1.7を代入する。
H=7(1.7+1)H = 7(1.7+1)
H=7×2.7H = 7 \times 2.7
H=18.9H = 18.9

3. 最終的な答え

18.9 m

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