右の図において、直線①は $y = -2x + 14$、直線②の傾きは $\frac{1}{2}$ である。点Aは直線②と $y$ 軸の交点で、その $y$ 座標は4である。点Bは直線①と $x$ 軸の交点である。 (1) 直線②の式を求めよ。 (2) 点Pの座標を求めよ。点Pは直線①と直線②の交点である。 (3) 三角形PABの面積を求めよ。

幾何学一次関数連立方程式交点三角形の面積座標平面
2025/7/16

1. 問題の内容

右の図において、直線①は y=2x+14y = -2x + 14、直線②の傾きは 12\frac{1}{2} である。点Aは直線②と yy 軸の交点で、その yy 座標は4である。点Bは直線①と xx 軸の交点である。
(1) 直線②の式を求めよ。
(2) 点Pの座標を求めよ。点Pは直線①と直線②の交点である。
(3) 三角形PABの面積を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点Aの yy 座標が4であることと、直線②の傾きが 12\frac{1}{2} であることから、直線②の式を y=12x+4y = \frac{1}{2}x + 4 と表すことができます。
(2) 点Pは直線①と直線②の交点なので、以下の連立方程式を解きます。
y=2x+14y = -2x + 14
y=12x+4y = \frac{1}{2}x + 4
この二つの式をイコールで繋ぎ、xxについて解くと、
2x+14=12x+4-2x + 14 = \frac{1}{2}x + 4
4x+28=x+8-4x + 28 = x + 8
5x=205x = 20
x=4x = 4
x=4x = 4y=2x+14y = -2x + 14 に代入すると、y=2(4)+14=8+14=6y = -2(4) + 14 = -8 + 14 = 6 となります。
したがって、点Pの座標は (4,6)(4, 6) です。
(3) 点Bは直線①と xx 軸との交点なので、y=0y = 0y=2x+14y = -2x + 14 に代入して xx を求めます。
0=2x+140 = -2x + 14
2x=142x = 14
x=7x = 7
したがって、点Bの座標は (7,0)(7, 0) です。
点Aの座標は (0,4)(0, 4) です。
三角形PABの面積は、点Pから xx 軸に垂線を下ろし、線分ABを底辺としたときの高さとして考えることができます。線分ABの長さを求める前に、三角形PABを線分ABを底辺として、高さhを点Pのy座標から4を引いたもの(6 - 4 = 2)と考えることができます。この場合は点Aのy座標である4を利用しています。また、三角形の底辺は線分ABですので、A(0,4)からB(7,0)の距離を求めます。この場合はピタゴラスの定理を使用します。AB = (70)2+(04)2=49+16=65\sqrt{(7-0)^2 + (0-4)^2} = \sqrt{49+16} = \sqrt{65}。三角形の面積は12×65×2=65\frac{1}{2} \times \sqrt{65} \times 2 = \sqrt{65}
ここでは、点Aを原点とする座標に変換し、点Bと点Pの座標を求め、靴紐公式を使用し面積を計算します。
点Aは(0,4)であるため、点P(4,6)は(4,2)に、点B(7,0)は(7,-4)に変換されます。
三角形の面積を求める公式、靴紐の定理により、
S = 12(44)(27)=121614=1230=15\frac{1}{2} |(4 * -4) - (2*7)| = \frac{1}{2} |-16 - 14| = \frac{1}{2} |-30| = 15
したがって、三角形PABの面積は15です。

3. 最終的な答え

(1) 直線②の式: y=12x+4y = \frac{1}{2}x + 4
(2) 点Pの座標: (4,6)(4, 6)
(3) 三角形PABの面積: 15

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