(1) $\triangle ABC$ において、$AB = 5$, $AC = 8$ である。$\angle A$ の二等分線と辺 $BC$ の交点を $D$ とするとき、$BD : DC$ を求めよ。 (2) $\triangle ABC$ において、$AB = 5$, $BC = 6$, $CA = 4$ である。$\angle A$ の二等分線と辺 $BC$ の交点を $D$ とするとき、$BD$ を求めよ。 (3) $\triangle ABC$ の外接円が、点 $A$ で直線 $TT'$ に接している。$\angle TAC = 50^\circ$ であるとき、$\angle ABC$ を求めよ。 (4) $\triangle ABC$ の外接円が、点 $A$ で直線 $TT'$ に接している。$\angle BAC = 70^\circ$, $\angle T'AB = 50^\circ$ であるとき、$\angle ABC$ を求めよ。 (5) 円周上に4点 $A, B, C, D$ があり、2つの弦 $AB, CD$ の交点を $P$ とする。$PA = 5$, $PB = 7$ であるとき、$PC \cdot PD$ を求めよ。 (6) 円周上に4点 $A, B, C, D$ があり、2つの弦 $AB, CD$ の交点を $P$ とする。$PA = \sqrt{3}$, $PC = 3$, $PD = 5$ であるとき、$PB$ を求めよ。

幾何学三角形角の二等分線接弦定理方べきの定理相似
2025/7/16
## 問題の回答

1. 問題の内容

(1) ABC\triangle ABC において、AB=5AB = 5, AC=8AC = 8 である。A\angle A の二等分線と辺 BCBC の交点を DD とするとき、BD:DCBD : DC を求めよ。
(2) ABC\triangle ABC において、AB=5AB = 5, BC=6BC = 6, CA=4CA = 4 である。A\angle A の二等分線と辺 BCBC の交点を DD とするとき、BDBD を求めよ。
(3) ABC\triangle ABC の外接円が、点 AA で直線 TTTT' に接している。TAC=50\angle TAC = 50^\circ であるとき、ABC\angle ABC を求めよ。
(4) ABC\triangle ABC の外接円が、点 AA で直線 TTTT' に接している。BAC=70\angle BAC = 70^\circ, TAB=50\angle T'AB = 50^\circ であるとき、ABC\angle ABC を求めよ。
(5) 円周上に4点 A,B,C,DA, B, C, D があり、2つの弦 AB,CDAB, CD の交点を PP とする。PA=5PA = 5, PB=7PB = 7 であるとき、PCPDPC \cdot PD を求めよ。
(6) 円周上に4点 A,B,C,DA, B, C, D があり、2つの弦 AB,CDAB, CD の交点を PP とする。PA=3PA = \sqrt{3}, PC=3PC = 3, PD=5PD = 5 であるとき、PBPB を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 角の二等分線の性質より、BD:DC=AB:ACBD : DC = AB : AC である。したがって、BD:DC=5:8BD : DC = 5 : 8
(2) 角の二等分線の性質より、BD:DC=AB:ACBD : DC = AB : AC である。AB=5AB = 5, AC=4AC = 4 なので、BD:DC=5:4BD : DC = 5 : 4BC=6BC = 6 であり、BD+DC=6BD + DC = 6 なので、BD=55+4×6=59×6=103BD = \frac{5}{5+4} \times 6 = \frac{5}{9} \times 6 = \frac{10}{3}
(3) 接弦定理より、ABC=TAC=50\angle ABC = \angle TAC = 50^\circ
(4) 接弦定理より、ACB=TAB=50\angle ACB = \angle T'AB = 50^\circABC\triangle ABC において、BAC=70\angle BAC = 70^\circ なので、ABC=180BACACB=1807050=60\angle ABC = 180^\circ - \angle BAC - \angle ACB = 180^\circ - 70^\circ - 50^\circ = 60^\circ
(5) 方べきの定理より、PAPB=PCPDPA \cdot PB = PC \cdot PD である。PA=5PA = 5, PB=7PB = 7 なので、PCPD=5×7=35PC \cdot PD = 5 \times 7 = 35
(6) 方べきの定理より、PAPB=PCPDPA \cdot PB = PC \cdot PD である。PA=3PA = \sqrt{3}, PC=3PC = 3, PD=5PD = 5 なので、3PB=3×5\sqrt{3} \cdot PB = 3 \times 5。よって、PB=153=1533=53PB = \frac{15}{\sqrt{3}} = \frac{15\sqrt{3}}{3} = 5\sqrt{3}

3. 最終的な答え

(1) BD:DC=5:8BD : DC = 5 : 8
(2) BD=103BD = \frac{10}{3}
(3) ABC=50\angle ABC = 50^\circ
(4) ABC=60\angle ABC = 60^\circ
(5) PCPD=35PC \cdot PD = 35
(6) PB=53PB = 5\sqrt{3}

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