(5) 1次関数 $y = -2x + 6$ において、 $x$ の変域が $0 \le x \le a$ のとき、$y$ の変域が $2 \le y \le b$ となった。このとき、定数 $a, b$ の値を求めよ。 (6) 関数 $y = x^2$ において、$x$ の変域が $a \le x \le 1$ のとき、$y$ の変域が $b \le y \le 9$ となった。このとき、定数 $a, b$ の値を求めよ。

代数学1次関数2次関数関数の変域方程式
2025/4/3

1. 問題の内容

(5) 1次関数 y=2x+6y = -2x + 6 において、 xx の変域が 0xa0 \le x \le a のとき、yy の変域が 2yb2 \le y \le b となった。このとき、定数 a,ba, b の値を求めよ。
(6) 関数 y=x2y = x^2 において、xx の変域が ax1a \le x \le 1 のとき、yy の変域が by9b \le y \le 9 となった。このとき、定数 a,ba, b の値を求めよ。

2. 解き方の手順

(5)
1次関数 y=2x+6y = -2x + 6 は、xx が増加すると yy が減少する減少関数です。
x=0x = 0 のとき、y=2(0)+6=6y = -2(0) + 6 = 6
x=ax = a のとき、y=2a+6y = -2a + 6
xx の変域が 0xa0 \le x \le a のとき、yy の変域が 2y62 \le y \le 6 または 6y26 \le y \le 2 となります。
yy の変域が 2yb2 \le y \le b であることから、x=ax=a のときに y=2y=2 となることがわかります。
よって、 2a+6=2-2a + 6 = 2 を解くと、
2a=4-2a = -4
a=2a = 2
また、x=0x=0 のとき、y=6y=6 なので、b=6b=6 となります。
(6)
関数 y=x2y = x^2 について、xx の変域が ax1a \le x \le 1 のとき、yy の変域が by9b \le y \le 9 となります。
x=1x = 1 のとき、y=12=1y = 1^2 = 1 です。
yy の最大値が 9 であることから、ax1a \le x \le 1 の範囲に x=3x= -3 または x=3x=3 が含まれている必要があります。
しかし、ax1a \le x \le 1 であることから、x=3x = 3 は範囲外です。
したがって、x=3x = -3 が範囲に含まれることになり、a3a \le -3 でなければなりません。
また、二乗関数は x=0x=0 付近で値の変化が小さく、x=±3x = \pm 3 付近で値の変化が大きくなるので、ax1a \le x \le 1 の範囲に x=0x = 0 が含まれている場合、yy の最小値は b=0b=0 になります。
xx の範囲から考えて、aa は負の値になる必要があります。
x=1x = 1 のとき、y=1y = 1 で、by9b \le y \le 9 であることから、b=1b=1 です。
x=ax = a のとき、y=a2=9y = a^2 = 9 となるため、a=±3a = \pm 3 となります。
ax1a \le x \le 1 より、a=3a = -3 です。

3. 最終的な答え

(5) a=2a = 2, b=6b = 6
(6) a=3a = -3, b=1b = 1

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