関数 $y = ax^2$ のグラフ上に3点A, B, Cがある。点Bの座標は(2, 1)であり、直線ABはx軸に平行である。y軸上に点Dをとり、四角形ABCDが平行四辺形となるようにする。 (1) 定数 $a$ の値を求める。 (2) 3点A, D, Cの座標をそれぞれ求める。 (3) 平行四辺形を直線OCで分割したとき、小さい部分の面積を $S_1$ 、大きい部分の面積を $S_2$ とする。このとき、$S_1 : S_2$ を求める。

代数学二次関数グラフ平行四辺形座標面積比例式
2025/4/3
はい、この数学の問題を解きましょう。

1. 問題の内容

関数 y=ax2y = ax^2 のグラフ上に3点A, B, Cがある。点Bの座標は(2, 1)であり、直線ABはx軸に平行である。y軸上に点Dをとり、四角形ABCDが平行四辺形となるようにする。
(1) 定数 aa の値を求める。
(2) 3点A, D, Cの座標をそれぞれ求める。
(3) 平行四辺形を直線OCで分割したとき、小さい部分の面積を S1S_1 、大きい部分の面積を S2S_2 とする。このとき、S1:S2S_1 : S_2 を求める。

2. 解き方の手順

(1) 定数 aa の値を求める。
点B(2, 1)は y=ax2y = ax^2 上にあるので、これを代入すると、
1=a(22)1 = a(2^2)
1=4a1 = 4a
a=14a = \frac{1}{4}
(2) 3点A, D, Cの座標をそれぞれ求める。
Aのy座標はBと同じで1である。y=14x2y = \frac{1}{4}x^2y=1y = 1 を代入すると、
1=14x21 = \frac{1}{4}x^2
x2=4x^2 = 4
x=±2x = \pm 2
Aはx座標が負なので、A(-2, 1)
四角形ABCDは平行四辺形なので、AB=DC\overrightarrow{AB} = \overrightarrow{DC}
B(2, 1), A(-2, 1)より、AB=(2(2),11)=(4,0)\overrightarrow{AB} = (2 - (-2), 1 - 1) = (4, 0)
Cのx座標を xcx_c とすると、Cのy座標は yc=14xc2y_c = \frac{1}{4} x_c^2 。したがって C(xcx_c, 14xc2\frac{1}{4} x_c^2)
Dはy軸上にあるので、D(0, ydy_d)。
DC=(xc0,14xc2yd)=(xc,14xc2yd)\overrightarrow{DC} = (x_c - 0, \frac{1}{4}x_c^2 - y_d) = (x_c, \frac{1}{4}x_c^2 - y_d)
AB=DC\overrightarrow{AB} = \overrightarrow{DC}より、(4,0)=(xc,14xc2yd)(4, 0) = (x_c, \frac{1}{4}x_c^2 - y_d)
よって xc=4x_c = 4, 14xc2yd=0\frac{1}{4} x_c^2 - y_d = 0
xc=4x_c = 4 より、 yc=14(42)=4y_c = \frac{1}{4}(4^2) = 4。したがって、C(4, 4)
yd=14xc2=14(42)=4y_d = \frac{1}{4}x_c^2 = \frac{1}{4}(4^2) = 4。したがって、D(0, 4)
(3) 平行四辺形を直線OCで分割したとき、S1:S2S_1 : S_2 を求める。
平行四辺形ABCDの面積は、底辺AB × 高さ。
ABの長さ = 2 - (-2) = 4
高さ = 4 - 1 = 3
平行四辺形ABCDの面積 = 4 * 3 = 12
三角形ODCの面積 = (1/2) * OD * Cのx座標 = (1/2) * 4 * 4 = 8
三角形OABの面積 = 0 (点A, Bのy座標が同じ)
直線OC: y=xy=x
S1S_1: ODCの面積は8
S2S_2:ABCDの面積 - ODCの面積 = 12 - 8 = 4
S1:S2=8:4=2:1S_1 : S_2 = 8 : 4 = 2 : 1

3. 最終的な答え

(1) a=14a = \frac{1}{4}
(2) A(-2, 1), D(0, 4), C(4, 4)
(3) S1:S2=2:1S_1 : S_2 = 2 : 1

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