3点A(2, 3), B(-4, 9), C(1, 7)があるとき、以下の問いに答える。 (1) この3点を頂点とする三角形の面積を求めよ。 (2) 三角形OACの面積を求めよ。ただし、Oは原点(0, 0)とする。 (3) OA, OBを辺にもつ平行四辺形の面積を求めよ。

幾何学ベクトル三角形の面積平面の方程式交点
2025/7/17
はい、承知しました。画像にある数学の問題を解きます。
**問5.8**

1. 問題の内容

3点A(2, 3), B(-4, 9), C(1, 7)があるとき、以下の問いに答える。
(1) この3点を頂点とする三角形の面積を求めよ。
(2) 三角形OACの面積を求めよ。ただし、Oは原点(0, 0)とする。
(3) OA, OBを辺にもつ平行四辺形の面積を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 3点を頂点とする三角形の面積は、ベクトルを用いて求めることができる。ベクトルAB\overrightarrow{AB}AC\overrightarrow{AC}を求め、それらの外積の絶対値の半分が三角形の面積となる。
AB=(42,93)=(6,6)\overrightarrow{AB} = (-4 - 2, 9 - 3) = (-6, 6)
AC=(12,73)=(1,4)\overrightarrow{AC} = (1 - 2, 7 - 3) = (-1, 4)
三角形の面積Sは、
S=12(6)×46×(1)=1224+6=1218=9S = \frac{1}{2} |(-6) \times 4 - 6 \times (-1)| = \frac{1}{2} |-24 + 6| = \frac{1}{2} |-18| = 9
(2) 三角形OACの面積も同様にベクトルを用いて求める。OA=(2,3)\overrightarrow{OA} = (2, 3), OC=(1,7)\overrightarrow{OC} = (1, 7)
三角形の面積Sは、
S=122×73×1=12143=1211=112S = \frac{1}{2} |2 \times 7 - 3 \times 1| = \frac{1}{2} |14 - 3| = \frac{1}{2} |11| = \frac{11}{2}
(3) OA, OBを辺にもつ平行四辺形の面積は、ベクトルOA\overrightarrow{OA}OB\overrightarrow{OB}の外積の絶対値で求められる。OA=(2,3)\overrightarrow{OA} = (2, 3), OB=(4,9)\overrightarrow{OB} = (-4, 9)
平行四辺形の面積Sは、
S=2×93×(4)=18+12=30=30S = |2 \times 9 - 3 \times (-4)| = |18 + 12| = |30| = 30

3. 最終的な答え

(1) 9
(2) 112\frac{11}{2}
(3) 30
**問5.9**

1. 問題の内容

平面上で、次の3直線が1点で交わるようにaの値を定める。
(1) y=x+2y = x + 2, y=2x+ay = -2x + a, y=3x2y = 3x - 2
(2) y=ax3y = ax - 3, y=2x1y = 2x - 1, y=2x+3y = -2x + 3

2. 解き方の手順

(1) 3直線が1点で交わる条件は、まず2つの直線の交点を求め、その交点が残りの直線も通るようにaの値を定める。
y=x+2y = x + 2y=3x2y = 3x - 2の交点を求める。
x+2=3x2x + 2 = 3x - 2
2x=42x = 4
x=2x = 2
y=2+2=4y = 2 + 2 = 4
交点は(2, 4)。
これがy=2x+ay = -2x + aも通るので、
4=2×2+a4 = -2 \times 2 + a
4=4+a4 = -4 + a
a=8a = 8
(2) y=2x1y = 2x - 1y=2x+3y = -2x + 3の交点を求める。
2x1=2x+32x - 1 = -2x + 3
4x=44x = 4
x=1x = 1
y=2×11=1y = 2 \times 1 - 1 = 1
交点は(1, 1)。
これがy=ax3y = ax - 3も通るので、
1=a×131 = a \times 1 - 3
1=a31 = a - 3
a=4a = 4

3. 最終的な答え

(1) 8
(2) 4
**問5.10**

1. 問題の内容

空間R3R^3内で、次の平面の式を求める。
(1) 3点A(1, 4, 2), B(3, -2, 0), C(2, 1, 3)を通る平面
(2) 3点O(0, 0, 0), A(1, 2, 3), B(-2, 1, -1)を通る平面

2. 解き方の手順

(1) 平面の方程式はax+by+cz+d=0ax + by + cz + d = 0と表せる。3点の座標を代入して連立方程式を解く。もしくは、ベクトルAB\overrightarrow{AB}AC\overrightarrow{AC}を求め、それらの外積を法線ベクトルとする。
AB=(31,24,02)=(2,6,2)\overrightarrow{AB} = (3 - 1, -2 - 4, 0 - 2) = (2, -6, -2)
AC=(21,14,32)=(1,3,1)\overrightarrow{AC} = (2 - 1, 1 - 4, 3 - 2) = (1, -3, 1)
法線ベクトルn=AB×AC=((6)(1)(2)(3),(2)(1)(2)(1),(2)(3)(6)(1))=(66,22,6+6)=(12,4,0)\vec{n} = \overrightarrow{AB} \times \overrightarrow{AC} = ((-6)(1) - (-2)(-3), (-2)(1) - (2)(1), (2)(-3) - (-6)(1)) = (-6 - 6, -2 - 2, -6 + 6) = (-12, -4, 0)
簡略化して n=(3,1,0)\vec{n} = (3, 1, 0)としてもよい。
よって、平面の方程式は3x+y+d=03x + y + d = 0となる。点A(1, 4, 2)を通るので、
3×1+4+d=03 \times 1 + 4 + d = 0
7+d=07 + d = 0
d=7d = -7
したがって、平面の方程式は3x+y7=03x + y - 7 = 0
(2) 原点を通るので、平面の方程式はax+by+cz=0ax + by + cz = 0と表せる。点A(1, 2, 3), B(-2, 1, -1)を通るので、
a+2b+3c=0a + 2b + 3c = 0
2a+bc=0-2a + b - c = 0
これを解く。2つ目の式を2倍して1つ目の式に足す。
5b+c=05b + c = 0
c=5bc = -5b
2a+b(5b)=0-2a + b - (-5b) = 0
2a+6b=0-2a + 6b = 0
a=3ba = 3b
よって、平面の方程式は3bx+by5bz=03bx + by - 5bz = 0
bbで割って3x+y5z=03x + y - 5z = 0

3. 最終的な答え

(1) 3x+y7=03x + y - 7 = 0
(2) 3x+y5z=03x + y - 5z = 0

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はい、承知いたしました。画像に写っている数学の問題を解きます。

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