左側の問題は、与えられた円と直線の共有点の座標を求める問題です。右側の問題は、円 $x^2+y^2=5$ と直線 $y=2x+m$ について、円と直線が共有点を持つときの $m$ の範囲、および円と直線が接するときの $m$ の値を求める問題です。

幾何学直線共有点判別式二次方程式
2025/7/17

1. 問題の内容

左側の問題は、与えられた円と直線の共有点の座標を求める問題です。右側の問題は、円 x2+y2=5x^2+y^2=5 と直線 y=2x+my=2x+m について、円と直線が共有点を持つときの mm の範囲、および円と直線が接するときの mm の値を求める問題です。

2. 解き方の手順

左側の問題:
(1) 円 x2+y2=25x^2 + y^2 = 25 と直線 y=x+1y = x + 1 について、直線の式を円の式に代入します。
x2+(x+1)2=25x^2 + (x+1)^2 = 25
x2+x2+2x+1=25x^2 + x^2 + 2x + 1 = 25
2x2+2x24=02x^2 + 2x - 24 = 0
x2+x12=0x^2 + x - 12 = 0
(x+4)(x3)=0(x+4)(x-3) = 0
x=4,3x = -4, 3
x=4x = -4 のとき、y=4+1=3y = -4 + 1 = -3
x=3x = 3 のとき、y=3+1=4y = 3 + 1 = 4
したがって、共有点の座標は (4,3)(-4, -3)(3,4)(3, 4) です。
(2) 円 x2+y2=8x^2 + y^2 = 8 と直線 x+y=4x + y = 4 について、y=4xy = 4 - x を円の式に代入します。
x2+(4x)2=8x^2 + (4-x)^2 = 8
x2+168x+x2=8x^2 + 16 - 8x + x^2 = 8
2x28x+8=02x^2 - 8x + 8 = 0
x24x+4=0x^2 - 4x + 4 = 0
(x2)2=0(x-2)^2 = 0
x=2x = 2
x=2x = 2 のとき、y=42=2y = 4 - 2 = 2
したがって、共有点の座標は (2,2)(2, 2) です。
右側の問題:
(1) 円 x2+y2=5x^2 + y^2 = 5 と直線 y=2x+my = 2x + m について、直線の式を円の式に代入します。
x2+(2x+m)2=5x^2 + (2x+m)^2 = 5
x2+4x2+4mx+m2=5x^2 + 4x^2 + 4mx + m^2 = 5
5x2+4mx+m25=05x^2 + 4mx + m^2 - 5 = 0
円と直線が共有点を持つ条件は、この2次方程式が実数解を持つことです。判別式 D0D \geq 0 を満たす必要があります。
D=(4m)24(5)(m25)0D = (4m)^2 - 4(5)(m^2 - 5) \geq 0
16m220m2+100016m^2 - 20m^2 + 100 \geq 0
4m2+1000-4m^2 + 100 \geq 0
4m21004m^2 \leq 100
m225m^2 \leq 25
5m5-5 \leq m \leq 5
したがって、mm の値の範囲は 5m5-5 \leq m \leq 5 です。
(2) 円 x2+y2=5x^2 + y^2 = 5 と直線 y=2x+my = 2x + m が接する条件は、判別式 D=0D = 0 を満たすことです。
4m2+100=0-4m^2 + 100 = 0
4m2=1004m^2 = 100
m2=25m^2 = 25
m=±5m = \pm 5
したがって、mm の値は m=5m = 5m=5m = -5 です。

3. 最終的な答え

左側の問題:
(1) (4,3),(3,4)(-4, -3), (3, 4)
(2) (2,2)(2, 2)
右側の問題:
(1) 5m5-5 \leq m \leq 5
(2) m=±5m = \pm 5

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