直線 $l$ は関数 $y=ax$ のグラフで、点A(3,6)を通る。直線 $m$ は点A(3,6)と点B(0,9)を通る直線である。直線 $m$ とx軸との交点をCとする。また、座標が(-1,2)となる点Dと、直線 $m$ 上に点Pをとるとき、以下の問いに答えよ。ただし、座標軸の1目盛りを1cmとし、円周率は$\pi$とする。 (1) $a$の値を求めよ。 (2) 直線 $m$ の式を求めよ。 (3) $\triangle AOC$ をx軸を軸として1回転させたときにできる立体の体積を求めよ。 (4) $\triangle AOD = \triangle AOP$ となるときの点Pの座標をすべて求めよ。

幾何学一次関数直線座標平面体積円錐面積
2025/7/17
はい、承知いたしました。

1. 問題の内容

直線 ll は関数 y=axy=ax のグラフで、点A(3,6)を通る。直線 mm は点A(3,6)と点B(0,9)を通る直線である。直線 mm とx軸との交点をCとする。また、座標が(-1,2)となる点Dと、直線 mm 上に点Pをとるとき、以下の問いに答えよ。ただし、座標軸の1目盛りを1cmとし、円周率はπ\piとする。
(1) aaの値を求めよ。
(2) 直線 mm の式を求めよ。
(3) AOC\triangle AOC をx軸を軸として1回転させたときにできる立体の体積を求めよ。
(4) AOD=AOP\triangle AOD = \triangle AOP となるときの点Pの座標をすべて求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 点A(3,6)が直線 y=axy=ax 上にあるので、x=3x=3, y=6y=6を代入してaaの値を求める。
6=a36 = a \cdot 3
a=2a = 2
(2) 直線 mm は点A(3,6)と点B(0,9)を通る。傾きをkkとおくと、
k=9603=33=1k = \frac{9-6}{0-3} = \frac{3}{-3} = -1
よって、直線 mm の式は y=x+by = -x + b と表せる。
点B(0,9)を通るので、9=0+b9 = -0 + b より、b=9b = 9
したがって、直線 mm の式は y=x+9y = -x + 9 となる。
(3) 直線 mm の式は y=x+9y = -x + 9 であった。直線 mm とx軸との交点Cは、y=0y=0を代入して、
0=x+90 = -x + 9
x=9x = 9
よって、C(9,0)となる。
AOC\triangle AOC をx軸を軸として1回転させたときにできる立体は、底面の半径がAのy座標6、高さがOCの長さ9の円錐である。円錐の体積は、
V=13πr2h=13π(62)(9)=13π(36)(9)=108πV = \frac{1}{3} \pi r^2 h = \frac{1}{3} \pi (6^2) (9) = \frac{1}{3} \pi (36)(9) = 108 \pi
(4) AOD=AOP\triangle AOD = \triangle AOP となる点Pの座標を求める。
点D(-1, 2)なので、AOD\triangle AOD の面積は、底辺をODとすると、ODの長さは(1)2+22=5\sqrt{(-1)^2 + 2^2} = \sqrt{5}。高さを点Aから直線ODに下ろした垂線の長さとすると、求めにくいので、原点と点Dを結ぶ直線の式をy=2xy = -2xとすると、点A(3, 6)から2x+y=02x + y = 0までの距離は、
2(3)+622+12=125\frac{|2(3) + 6|}{\sqrt{2^2 + 1^2}} = \frac{12}{\sqrt{5}}
よって、AOD=12ODh=125125=6\triangle AOD = \frac{1}{2} \cdot OD \cdot h = \frac{1}{2} \cdot \sqrt{5} \cdot \frac{12}{\sqrt{5}} = 6
点Pは直線 y=x+9y = -x + 9 上の点なので、P(t,t+9t, -t+9)とおける。
AOP=123(t+9)6t=129t+27=92t+3\triangle AOP = \frac{1}{2}|3(-t+9) - 6t| = \frac{1}{2}|-9t+27| = \frac{9}{2}|-t+3|
AOD=AOP\triangle AOD = \triangle AOP なので、6=92t+36 = \frac{9}{2}|-t+3|
12=9t+312 = 9|-t+3|
43=t+3\frac{4}{3} = |-t+3|
t+3=43-t+3 = \frac{4}{3} または t+3=43-t+3 = -\frac{4}{3}
t=343=53t = 3 - \frac{4}{3} = \frac{5}{3} または t=3+43=133t = 3 + \frac{4}{3} = \frac{13}{3}
t=53t = \frac{5}{3}のとき、P(53,53+9\frac{5}{3}, -\frac{5}{3} + 9) = (53,223\frac{5}{3}, \frac{22}{3})
t=133t = \frac{13}{3}のとき、P(133,133+9\frac{13}{3}, -\frac{13}{3} + 9) = (133,143\frac{13}{3}, \frac{14}{3})

3. 最終的な答え

(1) a=2a = 2
(2) y=x+9y = -x + 9
(3) 108π cm3108 \pi \text{ cm}^3
(4) P(53,223),(133,143)\text{P}(\frac{5}{3}, \frac{22}{3}), (\frac{13}{3}, \frac{14}{3})

「幾何学」の関連問題

円すいの展開図が与えられています。底面の円の半径が4cmで、側面のおうぎ形の中心角が120°です。この円すいの母線の長さを求めます。

円すい展開図おうぎ形円周母線
2025/7/17

右の図の正方形を、直線 $l$ を軸にして1回転させてできる立体の体積を求める問題です。正方形の一辺の長さは2cmです。

体積円柱回転体正方形
2025/7/17

三角形ABCがあり、AB=6、BC=8、面積が$3\sqrt{15}$である。この三角形の内接円の半径を求める。

三角形内接円余弦定理面積三角比
2025/7/17

正十角形ABCDEFGHIJの3つの頂点を結んで三角形を作る。 (ア) できる三角形の総数を求める。 (イ) 正十角形と1辺だけを共有する三角形の個数を求める。 (ウ) 正十角形と辺を共有しない三角形...

組み合わせ多角形三角形図形
2025/7/17

(1) 図に示された長方形に含まれる長方形の総数を求めます。 (2) 正十角形ABCDEFGHIJの3つの頂点を結んで三角形を作ります。 (ア) 作れる三角形の総数を求めます。 (イ) 正...

組み合わせ長方形正多角形三角形
2025/7/17

2点 $A(2, 0)$, $B(-2, 0)$ に対し、$AP^2 - BP^2 = 16$ を満たす点 $P$ の軌跡を求める問題です。

軌跡座標平面距離
2025/7/17

2本の対角線が、図のように交わっている四角形は何か答える問題です。 問題は2つあります。

四角形対角線ひし形平行四辺形角度
2025/7/17

問題の図形は、中心から3cmの距離にある点が4つあり、そのうちの2つの線がなす角が70°であることがわかっています。問題文が不明ですが、ここでは図形の面積を求める問題として解釈します。

面積扇形二等辺三角形三角関数
2025/7/17

問題は、ひし形ABCDについて、(1) 周の長さを求める問題、(2) 角Cの角度を求める問題、そして、2本の対角線が与えられたときに、それがどのような四角形になるかを答える問題です。

ひし形四角形周の長さ角度対角線
2025/7/17

問題1は、四角形の性質に関する問題です。指定された性質を持つ四角形を、選択肢の中からすべて選びます。問題2は、台形に関する問題です。図から情報を読み取り、台形の名前、辺の長さ、角度を求めます。

四角形台形平行四辺形角度辺の長さ等脚台形
2025/7/17