三角形の面積をS、内接円の半径をr、三角形の3辺の長さをa, b, cとすると、
S=21r(a+b+c) が成り立つ。
今回は、a=6, b=8, S=315なので、cを求める必要がある。 余弦定理より
b2=a2+c2−2accosB が成り立つ。
また、三角形の面積の公式
S=21acsinB より、
sinB=ac2S=6c2×315=c15 cos2B+sin2B=1 なので、
cos2B=1−sin2B=1−c215=c2c2−15 cosB=±c2c2−15=±cc2−15 これを余弦定理の式に代入すると
82=62+c2−2×6×c×(±cc2−15) 64=36+c2∓12c2−15 28−c2=∓12c2−15 (28−c2)2=144(c2−15) 784−56c2+c4=144c2−2160 c4−200c2+2944=0 c2=2200±2002−4×2944=2200±40000−11776=2200±28224=2200±168 c2=184 or 16 c=184=246 or c=4 c=4の場合、sinB=415となり、cosB=±41なので、82=62+42−2×6×4×(±41)、64=36+16∓12より、64=52∓12となるので、64=40または64=64となり、成り立つ可能性がある。 c=246の場合、sinB=24615=92690となり、cosB=±246462−15となるので、成り立つ可能性がある。 しかし、c=4のとき、6+4<8となるので、三角形が成立しない。したがって、c=246。 S=21r(a+b+c) 315=21r(6+8+246) 615=r(14+246) r=14+246615=7+46315=49−46315(7−46)=3315(7−46)=15(7−46)=715−690