まず、点Eは辺ABを3等分するので、AE=32AB。同様に、点Gは辺ACを4等分するので、AG=42AC=21AC。 よって、AE=32×15=10cm、AG=21×12=6cm。 三角形AEGにおいて、余弦定理を用いることを考える。そのためには角Aの余弦が必要になる。
三角形ABCにおいて、余弦定理より、BC2=AB2+AC2−2AB⋅AC⋅cosA。 また、問題文にはBCの長さが書かれていない。
ここで、三角形AEGと三角形ABCは角Aを共有しているので、相似比を考える。
AE=10cm, AB=15cm, AG=6cm, AC=12cm。 ABAE=1510=32 ACAG=126=21 この比が異なるので、三角形AEGと三角形ABCは相似ではない。
次に、三角形AEGで余弦定理を適用すると、
EG2=AE2+AG2−2AE⋅AG⋅cosA EG2=102+62−2⋅10⋅6⋅cosA EG2=100+36−120cosA EG2=136−120cosA 問題文に線分BH = 12cmという条件があるので、これを利用することを考える。
三角形ABCで角Aの大きさがわかれば計算できる。
図から予想すると、三角形ABCは直角三角形ではなさそう。
解法としては、点Eと点Gの座標を置いてベクトルを計算する方法も考えられるが、ここでは別の方法を試す。
メネラウスの定理を適用することを考える。
最終的に求めるのはEGの長さなので、三角形AEGで余弦定理を使う方針は間違っていない。
しかし、角Aのcosの値が不明なので、ここを求める必要がある。
ここで問題文をよく読むと、「BH=12cmのとき」と書いてある。BHの長さは与えられている。
よって、三角形ABHに着目する。AH = 9cmなので、
BH2=AB2+AH2−2AB⋅AH⋅cosA 122=152+92−2⋅15⋅9⋅cosA 144=225+81−270cosA 144=306−270cosA 270cosA=306−144 270cosA=162 cosA=270162=13581=159=53 これをEG2=136−120cosAに代入すると、 EG2=136−120×53 EG2=136−24×3 EG2=136−72