直線 $l: y = 2x + 12$ と直線 $m: y = -x + 6$ が与えられています。直線 $l$ と $m$ の交点を A, 直線 $l$ と x軸の交点を B, 直線 $m$ と x軸, y軸の交点をそれぞれ C, D とします。これらの点A, B, C, D の座標を求め、三角形ABCの面積、四角形ABODの面積を求め、さらに点Aを通り三角形ABCの面積を二等分する直線、点Bを通り三角形ABCの面積を二等分する直線の式を求めます。

幾何学直線交点座標面積三角形四角形連立方程式
2025/7/17

1. 問題の内容

直線 l:y=2x+12l: y = 2x + 12 と直線 m:y=x+6m: y = -x + 6 が与えられています。直線 llmm の交点を A, 直線 ll と x軸の交点を B, 直線 mm と x軸, y軸の交点をそれぞれ C, D とします。これらの点A, B, C, D の座標を求め、三角形ABCの面積、四角形ABODの面積を求め、さらに点Aを通り三角形ABCの面積を二等分する直線、点Bを通り三角形ABCの面積を二等分する直線の式を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 点Aの座標を求める:
直線 llmm の交点Aの座標は、連立方程式
y=2x+12y = 2x + 12
y=x+6y = -x + 6
を解くことで求められます。2x+12=x+62x + 12 = -x + 6 より 3x=63x = -6 なので x=2x = -2y=(2)+6=8y = -(-2) + 6 = 8。よって、Aの座標は (2,8)(-2, 8)
(2) 点B, C, Dの座標を求める:
点Bは直線 ll と x軸の交点なので、y=0y = 0y=2x+12y = 2x + 12 に代入すると、0=2x+120 = 2x + 12 より x=6x = -6。よって、Bの座標は (6,0)(-6, 0)
点Cは直線 mm と x軸の交点なので、y=0y = 0y=x+6y = -x + 6 に代入すると、0=x+60 = -x + 6 より x=6x = 6。よって、Cの座標は (6,0)(6, 0)
点Dは直線 mm と y軸の交点なので、x=0x = 0y=x+6y = -x + 6 に代入すると、y=6y = 6。よって、Dの座標は (0,6)(0, 6)
(3) △ABCの面積を求める:
△ABCの底辺をBCとすると、BCの長さは 6(6)=126 - (-6) = 12。高さは点Aのy座標である8。よって、△ABCの面積は 12×12×8=48\frac{1}{2} \times 12 \times 8 = 48
(4) 四角形ABODの面積を求める:
四角形ABODは、△ABOと△AODに分割できます。
△ABOの面積は 12×BO×Ay座標\frac{1}{2} \times BO \times |Aのy座標| であり、BOの長さは 60=6|-6-0| = 6 なので、12×6×8=24\frac{1}{2} \times 6 \times 8 = 24
△AODの面積は 12×OD×Ax座標\frac{1}{2} \times OD \times |Aのx座標| であり、ODの長さは6なので、12×6×2=6\frac{1}{2} \times 6 \times 2 = 6
したがって、四角形ABODの面積は 24+6=3024 + 6 = 30
(5) 点Aを通り、△ABCの面積を二等分する直線の式を求める:
△ABCの面積を二等分する直線は、辺BCの中点を通ります。BCの中点Mの座標は (6+62,0+02)=(0,0)\left( \frac{-6+6}{2}, \frac{0+0}{2} \right) = (0, 0)
点A (2,8)(-2, 8) と点M (0,0)(0, 0) を通る直線の式は、y=axy = ax とおくと、8=a×(2)8 = a \times (-2) より a=4a = -4。よって、直線の式は y=4xy = -4x
(6) 点Bを通り、△ABCの面積を二等分する直線の式を求める:
△ABCの面積を二等分する直線は、辺ACの中点を通ります。ACの中点Nの座標は (2+62,8+02)=(2,4)\left( \frac{-2+6}{2}, \frac{8+0}{2} \right) = (2, 4)
点B (6,0)(-6, 0) と点N (2,4)(2, 4) を通る直線の式を y=ax+by = ax + b とおくと、
0=6a+b0 = -6a + b
4=2a+b4 = 2a + b
この連立方程式を解くと、8a=48a = 4 より a=12a = \frac{1}{2}b=6a=6×12=3b = 6a = 6 \times \frac{1}{2} = 3
よって、直線の式は y=12x+3y = \frac{1}{2}x + 3

3. 最終的な答え

(1) A(-2, 8)
(2) B(-6, 0), C(6, 0), D(0, 6)
(3) 48
(4) 30
(5) y=4xy = -4x
(6) y=12x+3y = \frac{1}{2}x + 3

「幾何学」の関連問題

円すいの展開図が与えられています。底面の円の半径が4cmで、側面のおうぎ形の中心角が120°です。この円すいの母線の長さを求めます。

円すい展開図おうぎ形円周母線
2025/7/17

右の図の正方形を、直線 $l$ を軸にして1回転させてできる立体の体積を求める問題です。正方形の一辺の長さは2cmです。

体積円柱回転体正方形
2025/7/17

三角形ABCがあり、AB=6、BC=8、面積が$3\sqrt{15}$である。この三角形の内接円の半径を求める。

三角形内接円余弦定理面積三角比
2025/7/17

正十角形ABCDEFGHIJの3つの頂点を結んで三角形を作る。 (ア) できる三角形の総数を求める。 (イ) 正十角形と1辺だけを共有する三角形の個数を求める。 (ウ) 正十角形と辺を共有しない三角形...

組み合わせ多角形三角形図形
2025/7/17

(1) 図に示された長方形に含まれる長方形の総数を求めます。 (2) 正十角形ABCDEFGHIJの3つの頂点を結んで三角形を作ります。 (ア) 作れる三角形の総数を求めます。 (イ) 正...

組み合わせ長方形正多角形三角形
2025/7/17

2点 $A(2, 0)$, $B(-2, 0)$ に対し、$AP^2 - BP^2 = 16$ を満たす点 $P$ の軌跡を求める問題です。

軌跡座標平面距離
2025/7/17

2本の対角線が、図のように交わっている四角形は何か答える問題です。 問題は2つあります。

四角形対角線ひし形平行四辺形角度
2025/7/17

問題の図形は、中心から3cmの距離にある点が4つあり、そのうちの2つの線がなす角が70°であることがわかっています。問題文が不明ですが、ここでは図形の面積を求める問題として解釈します。

面積扇形二等辺三角形三角関数
2025/7/17

問題は、ひし形ABCDについて、(1) 周の長さを求める問題、(2) 角Cの角度を求める問題、そして、2本の対角線が与えられたときに、それがどのような四角形になるかを答える問題です。

ひし形四角形周の長さ角度対角線
2025/7/17

問題1は、四角形の性質に関する問題です。指定された性質を持つ四角形を、選択肢の中からすべて選びます。問題2は、台形に関する問題です。図から情報を読み取り、台形の名前、辺の長さ、角度を求めます。

四角形台形平行四辺形角度辺の長さ等脚台形
2025/7/17