右図のように、2次関数 $y = ax^2$ (1) のグラフが2点A(3,1), B(3,9) を結ぶ線分ABと交わるとき、以下の問いに答える。 (1) 定数 $a$ の取り得る値の範囲を求めよ。 (2) 線分ABと(1)のグラフの交点をPとする。三角形OABの面積が三角形OAPの面積の2倍となるとき、 (ア) 点Pの座標を求めよ。 (イ) 定数 $a$ の値を求めよ。 (3) (1)のグラフ上にあり、x座標が5である点をQとする。直線OQの傾きをmとするとき、mの取り得る値の範囲を求めよ。

代数学二次関数グラフ範囲面積傾き
2025/4/3
## 数学の問題

1. 問題の内容

右図のように、2次関数 y=ax2y = ax^2 (1) のグラフが2点A(3,1), B(3,9) を結ぶ線分ABと交わるとき、以下の問いに答える。
(1) 定数 aa の取り得る値の範囲を求めよ。
(2) 線分ABと(1)のグラフの交点をPとする。三角形OABの面積が三角形OAPの面積の2倍となるとき、
(ア) 点Pの座標を求めよ。
(イ) 定数 aa の値を求めよ。
(3) (1)のグラフ上にあり、x座標が5である点をQとする。直線OQの傾きをmとするとき、mの取り得る値の範囲を求めよ。

2. 解き方の手順

(1)
点A(3,1)と点B(3,9)を通る線分ABは、x=3x=3の直線の一部である。
関数 y=ax2y = ax^2 のグラフが線分ABと交わるためには、
x=3x=3のときのyの値が1以上9以下でなければならない。
x=3x=3y=ax2y = ax^2に代入すると、y=9ay = 9aとなる。
したがって、19a91 \le 9a \le 9 を満たす必要がある。
各辺を9で割ると、
19a1\frac{1}{9} \le a \le 1
(2)
(ア)
A(3,1), B(3,9)であるから、線分ABの長さは91=89-1=8である。
OAB=12×3×8=12\triangle OAB = \frac{1}{2} \times 3 \times 8 = 12
OAP=12×3×(Py座標)\triangle OAP = \frac{1}{2} \times 3 \times (Pのy座標)
OAB=2OAP\triangle OAB = 2\triangle OAPより、
12=2×12×3×(Py座標)12 = 2 \times \frac{1}{2} \times 3 \times (Pのy座標)
12=3×(Py座標)12 = 3 \times (Pのy座標)
Py座標=4Pのy座標 = 4
Pはx=3x=3上の点なので、P(3,4)
(イ)
P(3,4)がy=ax2y = ax^2上にあるので、
4=a×324 = a \times 3^2
4=9a4 = 9a
a=49a = \frac{4}{9}
(3)
Qのx座標は5なので、y=ax2y = ax^2に代入すると、Q(5,25a)Q(5, 25a)
O(0,0)とQ(5, 25a)を通る直線の傾きmは、
m=25a050=5am = \frac{25a - 0}{5 - 0} = 5a
(1)より19a1\frac{1}{9} \le a \le 1なので、
595a5\frac{5}{9} \le 5a \le 5
59m5\frac{5}{9} \le m \le 5

3. 最終的な答え

(1) 19a1\frac{1}{9} \le a \le 1
(2) (ア) P(3,4)
(イ) a=49a = \frac{4}{9}
(3) 59m5\frac{5}{9} \le m \le 5

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